内容説明
「こころに傷を負った人」に接するすべての人へ。何をやるべきで、何をやるべきでないのか。幼い子どもから、思春期・大人・高齢者・障害者まで、繊細かつ大胆なアプローチ法が列挙された「災害被害者のための心理的支援マニュアル」決定版。
目次
サイコロジカル・ファーストエイドを提供する準備
サイコロジカル・ファーストエイドの8つの活動内容(被災者に近づき、活動を始める;安全と安心感;安定化(必要に応じて)
情報を集める―いま必要なこと、困っていること
現実的な問題の解決を助ける
周囲の人々との関わりを促進する
対処に役立つ情報
紹介と引き継ぎ)
付録
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんちゃん
24
【PDF】兵庫県こころのケアセンターのHPから無償ダウンロードできる。阪神淡路、三宅島、中越、東日本、御嶽山、熊本……。台風、水害、土石流……。まさに災害大国だ。しかし、心のケアの面では後進国と言わざるをえない。臨床心理士は未だ民間資格でしかなく、大学院卒にも関わらず年収は200〜300万円に過ぎない。心理職は看護職や介護職以上に「割に合わない」のだ。災害時こそ重宝がられるが、喉元過ぎれば…という事なのだろう。本題とは別のところで、何やら考えさせられてしまった。2016/05/04
くままー
1
こういう事をベースに理解できていた上で普段の臨床に向かい合う事が大切ですね。2011/08/18