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研修医のためのリスクマネジメントの鉄則―日常臨床でトラブルをどう防ぐのか?

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  • サイズ A5判/ページ数 154p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784260004398
  • NDC分類 498.12
  • Cコード C3047

出版社内容情報

医療訴訟などの医療紛争は日本でもめずらしくはなくなった。しかし、そのような事故をどう予防し、いざ事故が起こった際にどう対応するかについては、十分な教育が行われているとはいいがたい。本書は、臨床経験の乏しい研修医のために、医療現場におけるリスクマネジメントの基本をわかりやすく記したものである。日米の問題症例を紹介しつつ、明日から役立つ具体的なアドバイスを伝える研修医必読の一冊。

内容説明

トラブル防止の鉄則とは?もし「医療事故」の当事者になったらどうするか?研修医必読のリスクマネジメントのABCD。

目次

第1章 医師に求められるリスクマネジメント(受診は、「危険を承知で検査や治療を受けること」でもあることを患者に説明しよう;日本固有の医療風土―パターナリズムと医療側のおごり ほか)
第2章 リスクマネジメントの基本としてのインフォームド・コンセントの手順(いつ、何を、どう説明するか?;医師の裁量権より患者の自己決定権が優先されねばならない ほか)
第3章 リスクマネジメントのABCD(A:Anticipate(予見する)
B:Behave(態度を慎む) ほか)
第4章 検証―「リスクマネジメントのABCD」でケースをみる(医療事故―それは誰にでも起こりうる:H研修医の場合;1 刑事訴訟への対処:「業務上過失致死」の事実認定 ほか)
第5章 ケースで理解するリスクマネジメントの鉄則(倒れていた老婦人;頭痛・嘔吐・視覚異常と低ナトリウム血症をきたした授乳中の女性 ほか)

著者等紹介

田中まゆみ[タナカマユミ]
京大卒。天理よろづ相談所病院、京大大学院を経て渡米。マサチューセッツ総合病院、他でリサーチフェロー。ボストン大公衆衛生大学院修了。2000年よりコネティカット州のブリッジポート病院で内科臨床研修。聖路加国際病院内科を経て、2010年より田附興風会医学研究所北野病院総合内科部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coldsurgeon

1
リスクマネジメントの観点から、医師に特に研修医に向けてわかりやすく書かれている。読み物としても優れていると思う。2013/01/17

Daito Sugimoto

0
病院に泊まりこんだ時に聞いた話を思い起こされた。後半はケーススタディ形式だったが、医学生もこのように学んでいるのだろうか。医者の負担を減らせるような仕組みを、医者以外の人も関与させて考えたい。閉鎖的な医者の世界にその姿勢が必要だと思う。2016/08/21

Jun Ehara

0
以前に買って本棚で眠っていたが一気に読めてしまった。細かい方法論というよりも、医療事故、リスクマネジメントに関する心構えの書。後半は米国での事故事例が挙げられているが、ケース集として読んでも十分面白い。著者の田中先生は天理OB、帰国後に現在北野総診で部長をされているそうで、高度専門病院でどういった臨床を展開されているかも興味があります。2013/06/01

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