内容説明
LINQ(Lung Information Needs Questionnaire)とは、医療者がCOPD患者に必要と思っている情報と、患者が必要としている情報とのギャップを明らかにし、それを埋めるための評価ツールである。患者がもつべき内容に焦点をしぼった教育は患者のセルフマネジメントを確実に向上させる。LINQを用いた包括的呼吸ケアによって急性増悪の頻度をおさえ、医療費の抑制効果も期待できる。呼吸器疾患にたずさわるすべての医療者にぜひ読んでもらいたい一冊。
目次
1 慢性疾患の時代とLINQの意義(慢性疾患の問題点とその対策;COPDにおける問題点;評価ツールとしてのLINQの活用)
2 LINQにもとづく患者教育(日常診療で使う患者教育マニュアル;患者教育マニュアルの具体的な活用方法)
3 包括的呼吸ケアのポイント(包括的呼吸リハビリテーションのすすめ;日常診療におけるCOPDの注意点;COPDの診断をどのように進めるか;COPDの治療のポイント;急性増悪の対策と治療;COPDの診療のポイント)
著者等紹介
木田厚瑞[キダコウズイ]
日本医科大学呼吸器内科教授・日本医科大学呼吸ケアクリニック所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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