内容説明
時に戸惑いを覚える、統合失調症の人々のとる“不思議な言動や行動”。精神科リハビリテーションは、医療者が「彼らはなぜそんな言動、行動をとるのだろうか?」を理解するところから始まるのかもしれません。本書では、臨床精神病理の視点から、統合失調症の人々によくみられる基本的な「こころの動き」、それと深く結びついた「行動特徴」について、その本質に迫ります。
目次
第1部 はじめに
第2部 統合失調症とは
第3部 統合失調症の発病・寛解過程
第4部 統合失調症患者の精神行動特性
第5部 統合失調症患者のライフサイクル
第6部 おわりに
著者等紹介
広沢正孝[ヒロサワマサタカ]
1985年、東北大学医学部卒業。順天堂大学医学部精神医学教室にて精神医学の研修を受ける。1987年より2年間、加納岩総合病院精神科(現在の日下部記念病院)にて地域精神医療を学んだのち、1989年より順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院精神科に勤務する。永田俊彦元教授のもと臨床精神病理学を学び、1992年、医学博士、1996年に同大学医学部講師となる。この間一貫して、急性期精神科医療と精神科リハビリテーション(病院デイケア)に携わる。1998年より同大学医学部附属順天堂病院メンタルクリニックに勤務、2003年に同大学スポーツ健康科学部助教授、医学部精神医学講座助教授となる。そして、同年11月から、同大学スポーツ健康科学部教授、医学部精神医学講座助教授。現在、日本精神病理・精神療法学会評議員、日本サイコセラピー学会理事、日本総合病院精神医学会編集委員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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はるゆき