出版社内容情報
《内容》 疫学研究の方法論、バイアスの問題、統計処理の方法などの疫学の基礎知識を、著者一流の切れ味鋭くユーモアに富んだ語り口で、懇切丁寧に解説。第2版では、個人情報保護法の施行を受け、「第11章 疫学と倫理」を大幅に書き改めた。
《目次》
第1章 疫学とは
人間集団における健康状態の頻度測定
第2章 疾病頻度の測定
1. 曝露と疾病
2. 疫学指標
3. 相対危険と寄与危険
第3章 既存のデータ
疾病頻度に関するデータは目の前にある
第4章 疫学研究方法
1. 記述疫学,生態学的研究,横断研究-まずは比較的簡単なものから
2. コホート研究-疫学研究の中心となるもの
3. 症例対照研究-もう1つの中心となるもの
4. 介入研究-最も強力な研究デザイン
5. では,どの研究方法を採用するのか?
第5章 偏りと交絡
1. 偶然誤差と系統誤差-バイアス=真の姿を歪めるもの
2. バイアスとその制御-(狭義の)バイアスは研究計画段階で制御すべし
3. 交絡因子とその制御-交絡因子に配慮のない研究は,疫学研究ではない
4. 標準化-直接法と間接法を使い分ける
第6章 因果関係
疫学研究における最後の詰め
第7章 スクリーニング
疫学の集大成
第8章 サーベイランスと疾病登録
恒常的に実施されている疾病頻度調査
第9章 臨床疫学
疫学の応用
第10章 疫学に必要な統計
1. 標本抽出と標本サイズ-研究計画で最も重要な部分
2. 推定と検定-検定よりは推定を
3. 推定の実際-点推定値±1.96×標準誤差
4. 多変量解析-強力な武器,しかし安易な利用は要注意
第11章 疫学と倫理
避けて通ることのできない課題
第12章 疫学の社会への応用
最後のステップ
索引
目次
疫学とは
疾病頻度の測定
既存のデータ
疫学研究方法
偏りと交絡
因果関係
スクリーニング
サーベイランスと疾病登録
臨床疫学
疫学に必要な統計
疫学と倫理
疫学の社会への応用
著者等紹介
中村好一[ナカムラヨシカズ]
自治医科大学教授・公衆衛生学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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