出版社内容情報
食材は使いきる。あるもので作る。ごみを出さない。
1年2か月にわたって30人分の食事を作り続けた調理隊員の、喜びと驚きにあふれるエッセイ
産後は仕事を離れていた女性料理人が、一念発起して南極調理隊員に挑戦!
1年分以上の食料をどう発注して、どう使いきるのか。
一切ごみを捨てられない環境でどんな料理を作るのか。
制限された環境だからこそ生まれる暮らしの工夫や愉しみ方をつづります。
物価高や戦争、環境問題など、モノに囲まれた生活に危機感が迫るいまの時代。
遠い南極での暮らしが、本当に必要なことを気付かせてくれます。
内容説明
“人間より環境が優先”。ごみは一切捨てられない。南極で目覚めたフードロス。驚きと喜びに満ち溢れる南極エッセイ。
目次
第1章 そもそも、私はなぜ南極に行きたいと思ったのか?
第2章 隊員任命から南極到着までの慌ただしい日々
第3章 南極到着から最初の数か月、驚きの日々
第4章 南極生活にも慣れて、余裕が出てきた頃
第5章 最後の数か月、残りの日々をどう切り抜けたか
第6章 南極で得た暮らしの知恵は、日本の日常につながる物語
著者等紹介
渡貫淳子[ワタヌキジュンコ]
第57次南極地域観測隊の調理隊員。1973年、青森県八戸市生まれ。「エコール辻 東京」を卒業後、同校に就職。結婚後、出産を機に退職するも、その後も家事・育児をこなしながら調理の仕事を続ける。30代後半に南極地域観測隊の調理隊員への夢を抱き、3度目のチャレンジで合格。昭和基地史上2人目の女性調理隊員(民間人では初)となる。任務終了後は、食品メーカーで商品開発に携わる傍ら、食品ロス、男女共同参画などをテーマに講演活動を行っている。南極でよく作っていた「悪魔のおにぎり」をモデルに、某コンビニチェーンが商品化したことでも注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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