春いちばん―賀川豊彦の妻ハルのはるかな旅路

個数:

春いちばん―賀川豊彦の妻ハルのはるかな旅路

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年07月28日 02時47分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 496p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784259547790
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

2022年度新田次郎賞受賞
玉岡かおる氏 新刊

神戸のスラム街に住み、弱き立場の人のために闘い、
ともに生きた女性。その生涯を綴った感動小説

大正から昭和にかけて、貧困・男女格差・労働者搾取など数々の社会問題に夫とともに立ち向かった女性、ハル。
夫はノーベル平和賞の最終候補にもなった社会活動家、賀川豊彦です。
第一次世界大戦、関東大震災など、激動の時代を社会の底辺にいる人々のために闘ったハルの波乱万丈の生涯を、玉岡かおる氏が詩情豊かに描きます。

川崎造船所社長などの神戸の名士たちや与謝野晶子、平塚らいてうといった実在の人物も多数登場。
夫婦の社会運動のよってスラム街が一掃され、神戸の美しい街なみができるに至った近代史が、ハルの人生を通して鮮やかに蘇ります。

内容説明

印刷所の女工として働く23歳のハルは、路傍でキリスト教の伝道をする青年に出会い、信仰への道へ。彼こそ、のちに生涯の伴侶となる賀川豊彦だった。貧困、病気、暴力、人身売買…、神戸のスラム街で幾多の苦難に直面しながらも、豊彦とハルは貧しい人たちを支え続けた。二人の働きは、労働運動、協同組合運動、婦人解放運動、そして関東大震災での救援活動とつながり、時代のうねりを創り出す―。

著者等紹介

玉岡かおる[タマオカカオル]
1956年、兵庫県生れ。神戸女学院大学文学部卒。1987年『夢食い魚のブルー・グッドバイ』で神戸文学賞を受賞し、作家デビュー。2008年、『お家さん』で織田作之助賞受賞。2022年、『帆神 北前船を馳せた男・工楽松右衛門』で新田次郎文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

106
賀川豊彦さんは日本人の誇りだと思う。そんな賀川さんの妻ハルとはどんな人か、興味深く読んだ。貧家で育ち、学校での虐め、厳しい女中生活や女工としての苦労に満ちた前半生を知る。結婚後も、恵まれない人たちへの愛情や労働運動・農民運動に没入し、海外や全国を飛び回る賀川にとって、自分は一体何なのかと悩む。賀川が自伝で「自分の活動を手伝うには地味な女工の方がよかろうと思って妻にした」と記述したことへの寂しさでもある。そんな葛藤を乗り越え、賀川への献身を貫き、自らも社会活動家として成長してゆくハルの健気さに心打たれる。2022/12/18

ゆみねこ

73
全く存じ上げないご夫妻のことでした。キリスト教関係者ならば良く知られているのかな?貧しい家に生まれたハルは、印刷会社の女工として働いている23歳の時、路傍で伝道をする青年・賀川豊彦に出会い信仰の道へ。明治・大正から昭和の貧困に喘ぐ人々に救いの手を差しのべ支え続けた夫妻。玉岡さんのこの時代を描いた著作は読み応えがある。2023/01/29

えも

25
賀川豊彦の妻、ハルの評伝文学。そして、ハルの歩みそのものが、翻って賀川豊彦の歩みを伝えている▼それにしてもオビに「賀川豊彦を知らぬ者はいないが、その妻ハルについて知る者は少ない」とあるが、さすがは農協系雑誌「家の光」に連載されてただけのことはある▼実際には、賀川豊彦を知らない人は結構いると思うよ。2022/12/03

フーミン

18
賀川豊彦さんに寄り添って献身的に世の平和のために奔走した春さん。二人の生涯をかけた激動の人生。賀川豊彦さんは日本人の誇りです。その生涯を玉岡さんの伝記小説として残したことに感動しました。力作です。2023/03/06

toshi

9
賀川豊彦(って誰?)の妻ハルの伝記。 実際にそうだったのかもしれないけれど、豊彦は聖人君主だしハルも豊彦にどこまでの尽くしながらも自らも活動する超人のように描かれていて、ちょっと違和感がある。 登場人物の多くがあまりに現実離れしているので子供向けの漫画を読んでいるような気分になる。 まあ、本当にすごい人だったんだろうけど・・。 紀和が亡くなる場面が一番悲しかった。。2022/12/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20197152
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品