35歳からのはじめての妊娠・出産・育児―産んでよかったこと、考えなくてはいけないこと

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784259547578
  • NDC分類 598.2
  • Cコード C0077

出版社内容情報

体のこと、仕事のこと、出生前検査のこと、子育てのこと……さまざまな不安や悩みを抱える高年妊婦さんに産婦人科医が送るアドバイス。
とくに気をつけたい妊娠期の合併症や、予防、重症化を避けるためにできるセルフケア、出生前検査の最新情報、産後の育児や、更年期と重なることによる体調管理のアドバイスなど、高年出産ならではの不安や悩みに応えます。

1章 高年出産でも自信を持って
◎高年出産の人が増えています
◎産婦人科医を目指したきっかけ
◎40歳で子どもを産んで
不妊治療を経て妊娠/母親としての思いと使命/出生前検査を受けるかどうか
◎40歳で産んで「よかった」こと、「考えなければいけない」こと
「ぎりぎりまでがんばりたい」気持ちにはブレーキをかけて
◎受け身ではなく「私のお産」に誇りを持って


2章 妊娠期のからだと向き合う
◎医師と信頼関係を結ぶために
問診票も大切な情報/助産院、セミオープンシステムとの連携
◎つねに気をつけたいサインは「出血」と「お腹の痛み」
 出血について/お腹の痛みについて
◎お産に向けた体のケア
お産に役だつ「腹式呼吸」と「姿勢」
◎つわりがつらいときの対処法
体重が2~3キロ減少したら要注意/いろいろ試してみたい「つわり対策」
◎妊娠期の気になる不調とその対処法
めまい・立ちくらみ/腰痛/便秘・痔/肌トラブル
◎妊娠期の旅行はリスクをしっかり考えて
【コラム1】インフルエンザの予防接種について
【コラム2】妊婦さんの風疹感染について

3章 高年妊娠だからこそ、気をつけたい病気
◎高年妊娠に伴って起こりやすい合併症について
◎毎日の血圧測定でケアしたい「妊娠高血圧症候群」
重症化させないことが大切/治療法とセルフケア
◎妊娠前から気をつけたい「妊娠糖尿病」
妊娠糖尿病(糖尿病)による合併症/治療法とセルフケア
◎「子宮筋腫」について知っておきたいこと
◎定期的に検査したい「子宮頸がん」
【コラム3】子宮頸がんが発見され、2人目を出産されたお母さん
◎高年出産に多い「多胎妊娠」と「前置胎盤」について
◎切迫早産と診断されたら
◎不妊治療で注意したいこと
◎「乳がん」検査をきちんと受けましょう
【コラム4】忘れられないNさんのこと

4章 妊娠期のこころ こんなことが心配になったら
◎出生前相談でまずお伝えしたいこと
◎正しく理解したい出生前検査
画像で判断する「胎児超音波検査」/血液検査で測定する母体測定マーカー検査(クアトロテスト)/染色体疾患を確定診断する「羊水検査」/新しい染色体検査「母体血胎児染色体検査」
◎上手に利用したい遺伝カウンセリング
◎検査結果を受けるかどうか、検査の結果をどう受け止めるか
◎産まないという選択をしたとき
◎流産をどう受け止めるか
◎体外受精のことを子どもに伝えるか
◎仕事はどうする? 周囲の人への配慮
◎妊娠中の服薬について
【コラム5】母子手帳を上手に使いましょう

5章 お産本番に向けて
◎自信をもってお産にのぞもう
◎陣痛は赤ちゃんが呼吸するための刺激
◎パートナーの立ち会いについて
◎「自分で産む」お産のために
◎「バースプラン」を書いてみましょう
◎どんなお産になっても慌てないことが大切
◎帝王切開の可能性も意識しておきましょう
◎「バースレビュー」でお産の振り返りをしましょう
【コラム6】私のお産を振り返って

6章 産後は家事も育児もゆっくりと
◎産後に疲れやすいのは自然のことです
◎「どうやったら楽になれるか」を積極的に考える
 がんばりすぎないコツ/まわりの人にサポートしてもらおう
◎産後ストレスはだれもが通る道
◎母乳育児は赤ちゃんにもお母さんにもメリットがいっぱい
◎母乳育児は慣れるまで根気強く 
焦らないことが大切/ミルクを足すときのコツ/災害にも強い
◎出産後の体のケア
骨盤底筋群のケア/更年期に入ったら

7章 子育てをしていくあなたへ
◎子育ては「つながり」を大切に
孤独感を感じたら/ワーキングマザーも完璧を目指さないで
◎一人っ子はかわいそう?
◎両親との関わり方
◎子どもに伝えていきたいこと
【コラム7】シングルママという道を選んだら

【著者紹介】
日本赤十字社医療センター 第三産婦人科部長。医学博士、産婦人科認定医、臨床遺伝専門医。1988年、東京医科歯科大学医学部卒業。三井記念病院産婦人科、東大病院にて研修医を経て、日立総合病院産婦人科に勤務後、東京大学大学院医学系研究科に入学して、生殖発達加齢医学を専攻。1996年に同研究科を修了し、米国タフツ大学New England Medical Centerに留学。2000年帰国後は、日本赤十字社医療センター産婦人科に勤務し、現在にいたる。専門は出生前相談と更年期。専門医としてだけでなく、自ら40歳で出産した経験から、多くの妊婦さんに妊娠・出産への不安や悩みに応えている。NHKの子育て情報番組『すくすく子育て』コメンテーター。監修本に『35歳からのはじめての妊娠・出産』(ナツメ社)など。

内容説明

年間1500件の高年出産例をもつ日赤医療センターの産婦人科医が、自身の40歳での初産経験、医療の最新情報や知識をもとに、高年出産ならではの悩みや不安にやさしくていねいにアドバイス。

目次

第1章 高年出産でも自信をもって
第2章 妊娠期の体と向き合う
第3章 高年妊娠だからこそ、気をつけたい病気
第4章 出生前検査をはじめとした悩みに向き合う
第5章 出産本番に向けて
第6章 産後は家事も仕事もゆっくりと
第7章 子育てをしていくあなたへ

著者等紹介

笠井靖代[カサイヤスヨ]
日本赤十字社医療センター第三産婦人科部長。医学博士。産婦人科専門医、指導医。臨床遺伝専門医、指導医。周産期(母体・胎児)専門医。1988年、東京医科歯科大学医学部卒業。三井記念病院産婦人科、東大病院で研修医を経て、東京大学大学院医学系研究科に入学し、生殖発達加齢医学を専攻。1996年に同研究科を修了し、アメリカタフツ大学New England Medical Centerに留学。2000年帰国後は、日本赤十字社医療センター産婦人科に勤務し、現在にいたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆかるりら

2
著者自身も40才という高齢出産をした医者の高齢出産にフォーカスをあてた本。 高齢出産のメリットデメリット。 著者自身の経験もちらほら書いてあり、出産や育児の所では何度か涙がほろり。 時間は巻き戻せないので、後悔無きようしっかり頑張りたい。2024/02/26

Unicorn

2
自分がどういうリスクを負う可能性があるのかということを知りたくて、購入。高年出産であることの有利な点、不利な点、ワーキングマザーと専業主婦が抱える子育ての悩みの違いなど、色々書いてあって参考になった。妊娠中に読んだら戸惑う可能性もあるので、妊娠について考え出したら、読んでみると良いと思う。2016/01/04

海戸 波斗

0
50歳で10歳の子どもさんを持つテレビでよく見る産婦人科医。医師免許を2004年以前に取得してるので大変そうだが参考にはならず。自身の出産を振り返ってらっしゃるのだが、お産が進まないのはお母さんの心がけとか助産婦さんとかいってたよ。んん専門職なのだから言動に気を付けてほしい。バースプランも阿保じゃないかって扱いだったし、ラマーズ法も人手が足りませんのでねってバッサリ。大事なのは選べる立場にいることってことは、やっぱり金か。しっかり稼いで妊娠・出産・育児に臨みましょう。お金が一番の助けになります。2016/01/22

負け組

0
妊娠高血圧症には気をつけないと。 それと分娩のところを読み進めるのが辛いし痛い。産道が狭いから膣と肛門の間を切開しないといかんのや。これを経験する嫁に本当にありがとうと言いたい。2018/05/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9792624
  • ご注意事項

最近チェックした商品