見えてきたTPPの正体―迫りくる脅威とこれからの日本の選択

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  • サイズ A5判/ページ数 79p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784259547394
  • NDC分類 678.3
  • Cコード C0036

出版社内容情報

なぜTPP推進が主張されるのか。また米韓FTAから何が読み取れるのか。TPPが日本社会に及ぼす影響を具体的に提示し、日本が進むべき方向性を示す。見えてきたTPPの正体をわかりやすく解説。

第1章 なぜTPP推進が主張されるのか
 ・アメリカはなぜTPPに乗り気なのか
 ・日本の経済界はTPPをどう考えているのか
 ・「日本は貿易立国だからTPP」は正しいか
 ・対立のアジアか協調のアジアか

第2章 TPPが日本社会に及ぼす影響
 ・農業と関連産業・地域経済への影響は
 ・輸出で農業が救われるのか
 ・日本農業の未来と農政はどうあるべきか
 ・食の安全は守れるか
 ・TPPでアメリカのような医療が導入されると…
 ・「毒素条項」と呼ばれたISD条項とは
 ・そもそもTPPで日本経済はよくなるのか ほか

第3章 米韓FTAから何を読み取るか
 ・韓国でなぜ大混乱が起きたのか
 ・韓米FTAで韓国農業は
 ・韓米FTAで韓国経済は

おわりに 
 ・TPPは日本経済と国民生活への劇薬
 ・日本はTPPでなくこういう道を進むべきだ
 ・日本の得意な技術と文化をさらに育て経済成長につなげる
 ・アジア諸国との互恵関係を発展させ共に成長する

【著者紹介】
1974年京都大学経済学部卒業、農林中央金庫入庫。札幌支店副支店長等を経て、現在?株_林中金総合研究所理事研究員。一橋大学大学院経済学研究科客員教授。農商工連携推進研究会委員。日本およびアジアの農業・農村・農協や農産物貿易の研究、中国との農村金融研究交流等に従事。著書に『解読・WTO農業交渉―日本人の食は守れるか』(2010年農林統計協会)、『TPPを考える 「開国」は日本農業と地域社会を壊滅させる』(2011年家の光協会)、論文に「東アジア共同体構想と農業」(2007年『農林金融』収録、農林中央金庫)等多数。

内容説明

「韓米FTA」はアメリカに有利な不平等条約であることが明らかになり、韓国では国民的な反対運動が起きた。TPPという重大な選択を迫られている日本にとって、韓米FTAは対岸の火事ではない。わが国の公共政策や国家主権を侵害する「ISD条項」の問題をはじめ、農業・食の安全・医療・地域経済など、わたしたちの暮らしに大きな影響を及ぼすTPPの「正体」を最新の情報を元に浮き彫りにする。

目次

1 なぜTPP推進が主張されるのか(TPP交渉はどうなっているのか;アメリカはなぜTPPに乗り気なのか;日本の経済界はTPPをどう考えているのか)
2 TPPが日本社会に及ぼす影響(農業と関連産業・地域経済への影響は?;輸出で農業が救われるのか;日本の国土と自然を荒廃させるTPP;日本農業の未来と農政はどうあるべきか;そもそもTPPで日本経済はよくなるのか;TPPでアメリカのような医療が導入されると;食の安全は守れるか;「毒素条項」と呼ばれるISD条項とは;「ルール化」のメリットはあるのか)
3 韓米FTAから何を読み取るか(韓国ではなぜ大混乱が起きているのか;韓米FTAで韓国農業は;韓米FTAで韓国の経済と暮らしは)
4 貿易と国際連携はどうあるべきか(「日本は貿易立国だからTPP」は正しいか;アジアの経済連携と日本経済のあリ方;対立のアジアか協調のアジアか)

著者等紹介

石田信隆[イシダノブタカ]
1974年京都大学経済学部卒業、農林中央金庫入庫。札幌支店副支店長等を経て、現在(株)農林中金総合研究所理事研究員。一橋大学大学院経済学研究科客員教授。日本およびアジアの農業・農村・農協や農産物貿易の研究、中国との農村金融研究交流等に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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