食卓からの農業再生―自給率向上の新戦略

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784259547240
  • NDC分類 611.3
  • Cコード C0036

内容説明

世界に広がる深刻な食料危機、いま、私たちにできること。

目次

序章 ゆらぐ食の安全・安心
1章 なぜ食のリスクが拡大してきたのか
2章 地球温暖化と食料安全保障のゆくえ
3章 日本農業の再生シナリオ
4章 環境保全型農業への道
5章 国際化時代の食のリスク管理
6章 「自然産業」で持続可能な地域づくり
7章 京の都にファーマーズマーケット
8章 「雑穀王国」復活へ―岩手県二戸地域の挑戦
9章 自給率向上の新戦略
むすび 食の信頼回復にむけて

著者等紹介

嘉田良平[カダリョウヘイ]
横浜国立大学教授。京都大学農学部卒、同大学大学院農学研究科農林経済学修士課程修了。米国ウイスコンシン大学大学院農林経済学博士課程修了。1995年に京都大学教授、2001年に農林水産省政策研究調整官、2005年アミタ(株)持続可能経済研究所代表などを経て、2007年12月より現職。放送大学および国連大学の客員教授を兼任。専門分野は、農政学、環境経済学。「環境保全と持続的農業」「自然産業の世紀」「食品の安全性を考える」などの著書がある。20世紀後半における人口増加と開発にともなう環境破壊などにより、食料危機が危惧される中、持続可能な農林水産業のあり方、食の安全・安心、食料安全保障、環境保全型農業など幅広い研究に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

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環境保全型農業を提起された著者からは、1999年の集中講義でお世話になったことがある。安全とは、食品属性で科学的に評価する。一方安心とは、消費者の主観的判断という相違がある(注(2)10ページ)。安全を志向する消費者が理想であろう。中山間地域農業が過疎高齢化して担い手不足と耕作放棄地が増えた原因は、社会システムの改革なくして解明もできない(77ページ)。同感である。自給率や環境負荷も影響したという(80ページ)。一点食品集中摂取のファディズムは問題(126ページ)。限界集落は水源の里(154ページ)で☆。2013/01/06

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