内容説明
おかげさまで。「くいだおれ」は日本一幸せな店でございました。女将が振り返る「大阪名物くいだおれ」60年の歴史。
目次
第1章 創業者の時代(開店時のお客さまとの出会い;『くいだおれ』オープン!;アイデアマンだった父;食堂から食のデパートへ;父の晩年)
第2章 くいだおれ再建(道頓堀に新しい波;命日の無料奉仕;蒸気機関車の面々;食べ歩き;ショーウインドーの飾り付け;楽しい器組み;メジャー片手に店内改装;エレベーターもわたしも過労!?;ネオンを探してラスベガス;「女将」として「接客」;道子流絵手紙で四季のご挨拶)
第3章 くいだおれ人形(動く看板人形;日本で一番ダサいもの!?;衣装の仕立て直し;「わて、泳げまへんねん」で大ブレイク;命名、くいだおれ太郎;太郎は、福の神;閉店発表後の太郎)
第4章 天下の台所を再現(野菜の産地に目覚める;「くいだおれ流」地産地消;食材探しに東奔西走;たこ焼き教室;『くいだおれ』とUSJ;中座炎上;全国の食材を入れてこそ転化の台所;料理屋としての役目;緑提灯を知っていますか)
第5章 くいだおれ学校(人生いろいろの未知の世界;熱意が人を動かす;苦しいときほど笑顔;無駄な経験など、ひとつもない;「くだおれ学校」の一年;ご縁を大切に;課外授業其の壱;課外授業其の弐)
著者等紹介
柿木道子[カキノキミチコ]
平成20年7月8日に惜しまれつつ閉店した「大阪名物くいだおれ」創業者の次女として大阪市に生まれる。昭和38年、甲南大学を卒業と同時にくいだおれに入社。1年間の勤務後、結婚退社し専業主婦となる。同58年、父親の強い要望により復帰。以来、専務として実兄である社長と経営全般をみながら、女将として接客に力を注ぐ。さまざまなユニークなメニューを考案し、なかでも大阪らしい「たこ焼き教室」は、市営観光バスのコースに指定され、雑誌やテレビの取材が絶えなかった。本業の合間に市民講座の講師や講演の依頼をこなし、先代が考案した看板人形「くいだおれ太郎」を大阪一の有名人にし、店の前は観光名所ともなった。平成16年、代表取締役会長に就任。現在、やまがた夢未来サポーター、岩手県文化大使などを務めるほか、全国各地で講演活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 電子書籍
- かけごはん100