内容説明
血がつながっているから、と気をゆるめ、礼儀知らずになれば、壊れる。―それが家族。家という「居場所」をめぐる山本ふみこの最新エッセイ集。
目次
1章 川崎のいえ―わたしの居場所
2章 この家が好き(はるかなる、家;テーマ ほか)
3章 食卓の日々(すこし、待つ;定食日記 ほか)
4章 みんなの居場所(月の沙漠;ふんころがし、驚く ほか)
著者等紹介
山本ふみこ[ヤマモトフミコ]
1958年北海道小樽市生まれ。出版社勤務ののち独立し、エッセイスト、編集者として活躍中。日々の暮らしの隅々まで愛おしみ、おいしく作って食べる生活術を描いたエッセイが読者の支持を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ありんこ
3
山本さんの本を読むたび「こんな風に生活したいな~」「きちん家事をしょう」という気持ちになります。まったりした時間が過ごせる本です。2010/07/04
史
2
はるか昔のことから、ちょっと昔の飯話、そして今。っな感じのエッセイ。魂の繋がりや孤高の形はどこか良いなと思う。2022/06/28
chocoeri
2
山本ふみこさんの文章の、匂いというか佇まいが好きだ。坦々としているかのようで、時に熱く言い切る潔さと、さらさらと流れるような寛容さ、そしてペロッと舌を出すようなかわいらしいユーモア。その絶妙なバランス。こんな大人になりたいと強く憧れる。血は大事だが、それはひとつの符号だ。血がつながっているから、と気をゆるめ、礼儀知らずになれば、壊れる。それが家族というもの。2016/01/18
AYU
2
山本さんのエッセイを読んでこんなふうに暮らしたいと常々思っていたのだけど、この本を読んで 私はなんというかそもそも 山本さんの思想が好きなんだなぁと気付かされた。「「理解」へ」という章がこころにしみこむ。2010/08/29
そらきりん
2
著者の暮らしぶりを伝えるエッセイが大好き。この本を読んでびっくり。これまた私の大好きな梨木香歩著「西の魔女が…」「りかさん」を、彷彿とさせるような…幼い頃の祖父母との、暮らしぶり。祖母の【料理は好きだけどね、うまくないのよ】という、言葉に嬉しくなってしまう。著者の言葉【目標は、料理上手ではなく、楽しみ上手だ】は、座右の銘にしたい。2010/08/10
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