内容説明
本書は、「食」の危機の現状を多くの見聞と資料を使って明快に大胆に分析し、その解決の展望をわかりやすく示すものである。
目次
快い不安―新しい病気の世界
驚くべき腸内の様子―目に見えないリスク
インスタント食品―病原体はどうやって食堂に入り込んだか
ヤシの生えない島―肥満が世界を侵略する
ノアの洪水―新種のバクテリア
発光する骨―人間と家畜飼料とのかかわり
交接する遺伝子―新たなリスクに誰が責任を負うのか
早すぎる思春期―食品のホルモン汚染
黒い腫れ物―労働者の苦悩
防衛戦士、免疫細胞―見栄えが一番:工場製食品の価値
不快なシミ―企業の未来戦略
誇大広告―宣伝と真実
手作りのよさ―よいものを求める
著者等紹介
グリム,ハンス・ウルリッヒ[グリム,ハンスウルリッヒ][Grimm,Hans‐Ulrich]
1955年生まれ。ドイツ、シュトゥットガルト在住。1989年から1996年までドイツの代表的週刊誌『シュピーゲル』の編集者をへて、現在はフリーライターとして活躍。食品添加物、遺伝子組み換え問題に関する著書多数
佐々木建[ササキケン]
東北大学経済学部卒業。現在、名城大学経済学部教授、経済学博士。グローバリゼーション、多国籍企業、地球環境に関する著書、論文、訳書多数
花房恵子[ハナフサケイコ]
甲南女子大学文学部卒業、翻訳家。食、健康、地球環境に関する翻訳に従事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
3
我々は社会を発達させたことで,生活を楽に行えるようになった.そして,それは食生活においても大きな影響を与えている.昔では考えられないほど多種多様な物を食べられるようになった.しかし,それは我々をただ幸福にはしてくれていない.食生活の変更は,我々の健康に対して致命的なダメージを与えている.2010/12/01
moshimoshi
0
すぐに効く毒でなく 大量に摂ると毒になる。 安いものは買わない後は、もう運ですね。2015/02/27
見ぇーた
0
20年前の本。内容はO-157、環境ホルモンなど他のこういう本に書かれているものと同じ。読めるけど、花房恵子(甲南女子大文学部(独文科?)卒)の訳が良くない。科学的なものなのに監修が経済学者の佐々木建(巻末紹介に著書多数とあったので検索したが、この本しか出て来なかった)というのもどうかと思う。だから、よくわからないことはそのまま「バチルス」とか書いちゃう。発行の「家の光協会」ってJAグループだとは知らなんだ。2024/07/11
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