内容説明
環境税が警戒されるのは、それが増税と思い込まれているからだろう。所得税の減税で相殺できることである。いま一つの問題は、課税の基準となる環境への負荷を、製品やサービスごとに測定することの困難さである。それでも、まず一歩を踏み出そう。１９９９年の環境破壊は、もう、まったなしの状況にある。
目次
第１部 ２１世紀を拓く自然国富論（改革へ市場の力を生かす）
第２部 汚染を拡大する補助金（補助金の体系；資源への補助金 ほか）
第３部 新たなパラダイムシフト（汚染者向けの補助金；資源がもたらす「たなぼた利益」を捕捉する ほか）
第４部 パラダイムシフトの理論から実践へ（環境税に期待できること；改革の痛みは公正に ほか）
