「農協改革」をどう考えるか―JAの存在意義と果たすべき役割

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 79p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784259521820
  • NDC分類 611.6
  • Cコード C0061

出版社内容情報

目次
第1章 政府の「農協改革」を読む
今回の農協のあり方見直しを振り返るとともに、規制改革会議の農業WGが公表した「農業改革に関する意見」(2014年5月14日)と、その後、政府決定された「規制改革実施計画」(2014年6月24日)の内容をテーマごとに比較して、政府の狙いや内容を検証。何が問題点なのか、わかりやすく解説します。
?@一気に躍り出た「農協改革」論
?Aテーマ別に見た「農協改革」の内容とその問題点―― 組織形態の弾力化/各JA事業の改革/農協の理事会/准組合員利用のあり方/中央会制度/全国連の組織転換 ほか
?B農業委員会・農業生産法人改革について

第2章 JAグループとして「農協改革」をどう考えるべきか
協同組合であることの意味、組合員の営農や暮らしを守る総合JAとしての存在価値をあらためて確認し、第1章で取り上げた政府の「農協改革」の問題点を踏まえ、今後、JAグループの組織討議をどのように深め、この問題に対応していくべきなのかを考えます。
?@「農協改革」をどう考えるべきか
?AJAグループの対応で重要なこと―― 協同組合としての基本を堅持する/総合事業を守る/どのような農業をめざすのか ほか
?BJAグループがめざすべき改革とは何か ――「営農・経済革新プラン」を中心に

補 章 これまでの主な農協批判と農協の取り組みについて
長い歴史がある農協批判。日本農業や農協の実態をよく理解しない悪意ある批判がある一方、農協批判の中には建設的なものもありました。理解をより深めるために、これらの農協批判の底流に流れるものをわかりやすく解説するとともに、これまでの農協の批判を受けて行った取り組みについて振り返ります。
?@農協批判の底流に流れるもの―― 戦前からあった批判/自由化と規制改革
?A農協批判・農協改革論の流れ
?B農協が取り組んできた改革―― 農協合併/系統農協組織整備/第20回、第23回、第25回JA全国大会決議から

【著者紹介】
1974年京都大学経済学部卒業、農林中央金庫入庫。札幌支店副支店長、株式会社農林中金総合研究所理事研究員等を経て、現在同客員研究員、一橋大学客員教授、駒澤大学非常勤講師。著書に『JAが変わる』家の光協会2008年、『TPPを考える』家の光協会2011年、『見えてきたTPPの正体』家の光協会2012年、(以上単著)、『ドイツに学ぶ 地域からのエネルギー転換』家の光協会2013年(以上共編著)など多数。

内容説明

政府の「農協改革」の問題点は何か?JAとして、どう対応していくべきか。JA役職員、総代・組合員リーダー必携の書。

目次

第1章 政府の「農協改革」を読む(一気に躍り出た「農協改革」論;テーマ別に見た「農協改革」の内容とその問題点;農業委員会・農業生産法人改革について)
第2章 JAグループとして「農協改革」をどう考えるべきか(「農協改革」をどう考えるか;JAグループの対応で重要なこと;JAグループがめざすべき改革とは何か―「営農・経済革新プラン」を中心に)
補章 これまでの主な農協批判と農協の取組みについて(農協批判の底流に流れるもの;農協批判・農協改革論の流れ;農協が取り組んできた改革)

著者等紹介

石田信隆[イシダノブタカ]
1974年京都大学経済学部卒業、農林中央金庫入庫。札幌支店副支店長、株式会社農林中金総合研究所理事研究員等を経て、現在同客員研究員、一橋大学客員教授、駒澤大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

すずきん

0
昨今の改革内容についてひとつひとつ捕まえて、問題点を指摘している。非常に筋が通ってるように思えるが、いかんせんJA関連の人の著書なので、政府側の見解も知っておきたい。まとまっているいい本はないものか2016/07/18

steve

0
政府からの指摘されていることにまともに考えて反論しているかと思って読んでみたが、自己満足と被害者意識ばかりでまったく内容がない。まあ、JA役員、総代、組合員リーダー必携の書ということなので、自己反省を期待する方がおかしいかも。JAは不要とは思わないが、このままの組織に固執すると崩壊するのは目に見えている。2014/11/22

ゐたふ

0
政府が進める農協改革について抱いていた違和感、その正体の全てがこの一冊に詰まっていた。なぜ、荒唐無稽な農協改革論がここまで声高に叫ばれるのか、全く理解できない。必要なのは、規制改革ではなく、自主改善。規制を緩和し、マーケット・メカニズムを導入すれば何かが解決するというのだろうか。的外れな批判を繰り返し、とんちんかんな論理を振りかざす農協改革論者には悪意があるとしか思えない。2014/10/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8291578
  • ご注意事項

最近チェックした商品