大転換期の総合JA―多様性の時代における制度的課題と戦略

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  • サイズ A5判/ページ数 239p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784259521714
  • NDC分類 611.6
  • Cコード C0061

出版社内容情報

JAを取り巻く環境は大きく変容している。そうした状況を踏まえ、農業協同組合法の変遷、組合員の運営参加のあり方など、JA存立の前提となる制度的課題を検討。10年後を見据えたJA像を展開する。

序章  転換期を迎えた農協の制度と戦略

第1部 わが国総合農協制度の課題と展望

第1章 わが国農協制度の変遷と制度的課題      
第2章 農協利用構造の変遷と制度改革の方向 
第3章 農協組合員制度改革の方向―准組合員を中心にー
第4章 農業法人制度の特質と課題          
第5章 農村地域再生と協同組合の課題
第6章 小規模農村協同組織の発展と総合農協の役割

第2部 農協制度改革をめぐる海外の動向

第7章 EUの協同組合制度の変化とわが国農協制度の課題 
第8章 ドイツにおける農協の新たな動向    
第9章 アメリカ合衆国における農協制度の動向 
第10章 中国の農民専業合作社の制度的特質と展望  
第11章 韓国における農業協同組合制度改革の動向

【著者紹介】
1952年静岡県生まれ。京都大学大学院農学研究科博士課程を終了し、滋賀県立短期大学助手、滋賀県立大学環境科学部助教授を経て、現職。農業経営・農産物流通・農業協同組合を主な対象に、経済的メカニズムの理解や食料・農業に関する政策や制度など、環境保全型の持続的な農業のための社会的仕組みづくりを研究する。とくに農協論では、産業としての農業だけでなく広い意味での「農」にかかわる分野で、農協が果たす役割は大きいと提言する。

内容説明

これから何を、どう変えるべきなのか?これまでの歴史、海外の動向を踏まえ、日本社会の復興・発展にもつながる農協制度のあり方を多角的に提言。

目次

転換期を迎える農協制度―農協法の多面的性格と制度改革の課題
第1部 わが国総合農協制度の課題と展望(わが国農協制度の変遷と制度的課題;農協の組織・利用構造の変化と制度改革の方向―地域組合化の課題;農協組合員制度改革の方向―准組合員の現状と対応方向を中心として;農業と法人制度;農村地域再生と協同組合の課題;協同組合の独自戦略としての参加型民主主義―わが国総合農協への適用)
第2部 農協制度改革をめぐる海外の動向(ヨーロッパの協同組合制度の動向;新協同組合設立の意義、ステータス、およびその分析―ドイツのいくつかの部門から選んだ事例;合衆国における農協制度の動向;中国農民専業合作社の制度的特質と展望;2011年韓国農業協同組合法改正について―農業協同組合中央会の改革を中心にして)

著者等紹介

増田佳昭[マスダヨシアキ]
滋賀県立大学環境科学部教授、1952年静岡県生まれ。農業経営・農産物流通・農業協同組合を主な対象に、経済的メカニズムの理解や食料・農業に関する政策や制度など、環境保全型の持続的な農業のための社会的仕組みづくりを研究する。「将来構想・制度研究会」座長(2007~09年、JA総合研究所)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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