出版社内容情報
日本農業の特質と制度から、世界の食料事情や、その中での日本農業の役割と可能性、米や野菜、畜産などの生産の現状まで、農業のあらゆる側面について、予備知識がなくても学べるように分かりやすく解説。
令和元年の「現代農業」の情勢を、マクロとミクロの両方の視点から見通せる一冊です。
8年ぶりの全面改訂!
目次
第1章 農業の成り立ち
第2章 農業を支える人・組織・制度
第3章 稲作経営の基本と米作り
第4章 野菜・果樹・花卉
第5章 畜産経営の基本
第6章 世界と日本の食料事情
第7章 これからの日本農業
著者等紹介
八木宏典[ヤギヒロノリ]
東京大学名誉教授、日本農業研究所客員研究員。1944年生まれ。1967年、東京大学農学部農業経済学科卒業。農林省農事試験場研究員、東京大学農学部助教授、教授、同大学院農学生命科学研究科教授、東京農業大学国際バイオビジネス学科教授を経て現職。日本農業経済学会会長、日本農業経営学会会長、食料・農業・農村政策審議会会長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
esop
68
訳あって農業について知識をつける必要が出てきた。 農業とは関わりがないと思っていたけれど、よく考えれば食卓に並ぶご飯、お花など我々の生活と密接に関連している。 改めて、感謝して頂かなくては、、、 農業は耕種農業ってのと、畜産農業ってのに分けられる。 畜産に関する章は面白かった。 酪農のシステムを考えた人は中々の畜生だと、思った。 だけれど、いなかったら今の恩恵を受けられていない。 先人の知恵は素晴らしい。ちょっとずつ、知識を深めていく。2025/07/24
マグロのお刺身
4
字がづらーっとある本グラフもあるけど。 国際情勢と農業のについてが特に面白かった。畑、田んぼだけかと持っていたら畜産まで幅が広い。2023/04/14
shin_ash
4
職務上の事情から農業経営を理解したくて手に取った。本書は農業経営というよりは農業を取り巻く社会環境の解説でこれはこれで参考になった。ただ、各章の著者は記者やライターの複数名で構成されており、章ごとの質にはばらつきがある様に感じると共に全体感に欠く構成になっている印象を受ける。農業を取り巻く環境という意味では本書の様な本は参考にはなるが、世界観を理解しにくい。農業の世界観を理解するには統一した問題意識に対して、多面的な視点で考察した本がいいのだろう。尤もこう言うのは農業に限らず世界観の理解には言えるのかも。2023/04/12
ふわふわ
0
農業に興味がある人は読んだ方がいいと思う。農業の輸入や輸出についても書いてあった。2025/06/28
Masamichi Uchida
0
産業としての農業に関する全般について語られており、よかったです。栽培に関する技術進歩や生産方法というのではなくて、大きな視点からで、これらかの食を考える上でとても参考になります。 2021/01/24
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