内容説明
日本漁業の基礎知識と最新動向がよくわかる!
目次
第1章 日本の漁業の特徴を知る
第2章 漁業を支える組織、制度を知る
第3章 漁業の仕事と経営を知る
第4章 日本の養殖と栽培漁業を知る
第5章 水産物の流通・消費を知る
第6章 水産物と国際関係を知る
第7章 漁獲資源の保護と環境保全を知る
著者等紹介
濱田武士[ハマダタケシ]
1969年3月生まれ。大阪府出身。北海道大学大学院修了、水産経営技術研究所研究員、東京海洋大学准教授を経て、2016年4月より北海学園大学経済学部教授。著書に『伝統的和船の経済―地域漁業を支えた「技」と「商」の歴史的考察』(農林統計出版、漁業経済学会奨励賞受賞)単著、『漁業と震災』(みすず書房、漁業経済学会賞受賞、日本協同組合学会賞受賞)単著、『福島に農林漁業をとり戻す』(みすず書房、日本協同組合学会賞学術賞(共同研究))共著、『魚と日本人 食と職の経済学(岩波新書)』(岩波書店、水産ジャーナリストの会大賞、辻静雄食文化財団第8回辻静雄食文化賞)単著(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
2
日本の漁業の特徴を知る:地理と漁業の歴史 生業型漁業の発展 漁業の区分と現状 沿岸漁業・沖合漁業・遠洋漁業の現状 漁業を支える組織、制度を知る:水産行政 漁業権 漁業協同組合 水産政策の改革 漁業の仕事と経営を知る:沿岸漁家の経営 会社経営型漁業の経営 大手水産会社 労使関係 外国人労働者 日本の養殖と栽培漁業を知る:養殖の歴史 種苗生産技術の確立 養殖業の種類 未来と可能性 水産物の流通・消費を知る:水産加工の歴史と現在 水産物と国際関係を知る:捕鯨と日本人 漁獲資源の保護と環境保全を知る2021/11/07
こぺたろう
2
仕事の後、大学の図書館に数日通いつつ読了。タイトルどおり網羅的でよく出来た本だと感心していたら、著者は濱田武士さんでした。濱田さんは幾つか本を出してますが、いずれも読みやすいですね。本書も一般向けということで、広く浅くですが、出来事や制度についての歴史的な経過などがちゃんと書かれていて、勉強になりました。現実的には難しい話が少なくない業界ですが、漁業関係者の暮らし向きがよくなるよう行動していきたい。2017/12/27
サメ社会学者Ricky
2
漁業の歴史、種類、漁業法、養殖、水産業の実態などなど、漁業について図解付きで詳しく書いてある。水産業に直接従事していない自分が漁業について学ぶ導入には楽な本。再読して他の本を読むためのストックを増やそう。2017/11/01
がまち
1
まとまってる2020/02/27
0
漁業に関する体系だった本。現代とついているが、数字は主に2015年頃までとなっている(2017年第一版発行)。現代の(海外を含む)制度や流通などにも詳しい。ただ、意外と難しく、例えば解説のない単語(磯焼けと言われてもわからないし、ナルトビエイは魚の種類だと気づかなかった)もあるが、紙面の都合上仕方ないか。あと、論理的に前の文章と整合的か気になり止まる箇所が幾つかあった。とはいえ漁業を知るならこの一冊だと思う2021/01/23