出版社内容情報
Part1 不耕起栽培の基礎を知る
内容説明
耕さない方がうまくいく!ふかふかの土になる、病害虫が少なくなる、野菜の風味がアップする。自然の力を生かした無理なくおいしい栽培法。
目次
1 不耕起栽培の基礎を知る(不耕起栽培とは何か?;不耕起栽培でめざす土づくり;不耕起栽培における土づくりの主役―(1)植物の根
不耕起栽培における土づくりの主役―(2)土壌生物
不耕起栽培を始める前に)
2 不耕起栽培を実践する(不耕起栽培の作付け計画;肥料(有機物)で土を耕す
緑肥作物を使いこなす
不耕起栽培での野菜の育て方)
3 有機のワザを不耕起栽培に生かす(小型容器でボカシ肥をつくる;雑草や生ごみで完熟堆肥;自家製の腐葉土をつくる;土着菌でヨトウムシを撃退;踏み込み温床で苗をつくる;身近な有機物を活用する)
著者等紹介
涌井義郎[ワクイヨシロウ]
NPO法人あしたを拓く有機農業塾代表理事。1954年、新潟県生まれ。鯉淵学園農業栄養専門学校で有機農業技術の研究と指導に長年携わる。2011年より茨城県笠間市に「あした有機農園」を開設し、新規就農者育成などの研修に取り組む。技術士事務所「有機農業の技(わざ)研究所」主宰。NPO法人有機農業推進協会常任理事。NPO法人日本有機農業研究会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そり
15
複雑な見た目、緩やかに変わる畑をつくり、その様を見てみたかった。雑草も含む多様な植物が生い茂り、そこに多様な微生物から小動物が生きる。豊かになった生物相。さらに、いずれ省力、省資源で持続できるところ。収量は減るが多品目であるところ、など都合の良さが重なりやってみたいと思った。うまくいけば生きる支えになる。ただ、全てが都合よくとはいかない。不耕起栽培は、維持が特徴であって、積極的に地力を高める働きは弱い。低ければ高めるのに3~5年努力したほうが良いという。人の時間と大地の時間はどこか違うようかな、と感じた。2018/03/12
のぶ
2
私事ですが去年あたりから小さな畑を借りて耕し始めてます。という慣用的表現が何の違和感もない位に畑というのは耕して使うものだという常識が浸透していますが、私としてはなるべく楽をして美味しいとこだけ戴きたいという思いで一杯です。で目についたのが本書でした。読んでみたら、ただ楽をするための技術という訳ではなく、有機物の自然な循環と微生物のパワーの活用という理に適った農業思想の紹介でした。素人の勘繰りではありますが広く普及している現代農業は耕運機や化学肥料や農薬を売りたい産業のPRが行き届いた結果なのではない?2025/05/01
WolfUmeGame
0
凄く分かりやすく凄く参考になります2020/09/04