出版社内容情報
第1章 日本の農業は過保護ではない!
●世界の農業保護の現実を知ろう
・日本の食料市場が閉鎖的だというのは、間違っている
・日本の食料品価格が高いというのは、間違っている
・FTA交渉における「農業悪玉論」は、間違っている ほか
第2章 むやみな自由化の追求は危険だ!
●「安ければいい」のではない
・貿易自由化が世界の穀物価格を
安定させるというのは、間違っている
・世界のコメ輸出力を甘く見るのは、間違っている
・関税は悪者だというのは、間違っている ほか
第3章 都合のいい主張にだまされてはいけない!
●隠されているTPPの内実
・「TPPに参加して中国包囲網を」というのは、間違っている
・「自由化はなんでも反対」というのは、間違っている
・情報操作は当たり前という意識は、間違っている ほか
第4章 農業の将来を正面から議論しよう!
●みんなのための農政を
・強い農業になるための対策がないというのは、間違っている
・農業問題を正面から議論しないのは、間違っている
・安さを追求する食習慣は、間違っている ほか
おわりに…「農学栄えて農業滅ぶ」というのは、間違っている
【著者紹介】
東京大学大学院農学生命科学研究科教授。1958年三重県生まれ。1982年東京大学農学部卒業。農林水産省、九州大学教授を経て、2006年より現職。食料・農業・農村政策審議会委員(会長代理、企画部会長、畜産部会長、農業共済部会長)。専門は農業経済学、国際貿易論。著書に『日豪EPAと日本の食料』、『FTAと日本の食料・農業』(ともに筑波書房)、『現代の食料・農業問題-誤解から打開へ-』(創森社)など多数。
内容説明
TPP参加による農業の「切り捨て」は本当に国益なのか?日本の農業・食料をめぐる40の誤解を解き明かす。
目次
第1章 日本の農業は過保護ではない!―世界の農業保護の現実を知ろう(日本が価格支持に依存した農業保護国だという批判は、間違っている;日本の農業が所得支援に依存しているというのは、間違っている ほか)
第2章 むやみな自由化の追求は危険だ!―「安ければいい」のではない(貿易自由化が世界の穀物価格を安定させるというのは、間違っている;食料危機時の輸出規制を防止できるというのは、間違っている ほか)
第3章 都合のいい主張にだまされてはいけない!―隠されているTPPの内実(一部の輸出産業の利益を「国益」と呼んでTPPに乗り急ぐのは、間違っている;「TPPに参加して中国包囲網を」というのは、間違っている ほか)
第4章 農業の将来を正面から議論しよう!―みんなのための農政を(農業問題を正面から議論しないのは、間違っている;法律・規則を「金科玉条」のように考えるのは、間違っている ほか)
著者等紹介
鈴木宣弘[スズキノブヒロ]
東京大学大学院教授。1958年三重県生まれ。東京大学農学部卒業後、農林水産省入省。農業総合研究所研究員、九州大学教授を経て、2006年より現職。専門は農業経済学、国際貿易論
木下順子[キノシタジュンコ]
農林水産政策研究所主任研究員。1970年福岡県生まれ。九州大学農学部修士課程修了後、農林水産省入省。農業総合研究所研究員、コーネル大学客員研究員を経て、2012年より現職。専門は農業経済学、産業組織論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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壱萬参仟縁
えも
石臼