内容説明
農地の保全、農地の有効利用、輸入飼料への依存からの脱却、飼育コストの削減や省力化といった農業・畜産の生産面にとどまらず、地域の景観や文化の保持、食の安全、地域の活性化など、新時代の「日本型放牧」がもたらす効果にははかりしれないものがある!「天声人語」(朝日新聞)をはじめ、各紙でも話題の山口発、環境にやさしい「日本型放牧」新時代を拓く画期的な農業・畜産連携の全貌。
目次
第1章 山口発、日本型放牧の「よろず」効果(荒れた農地を牛が蘇らせる;タブー破った水田放牧事業;現場の声で、移動放牧へ進化 ほか)
第2章 新時代の放牧を支える技術と体制(おとなしく丈夫な牛をいかに養成するか;移動放牧を支える「七つ道具」;安心して放牧できるバックアップ体制 ほか)
第3章 可能性広がる日本型放牧の未来(山口型放牧研究会が畜産大賞を受賞;地域の経済と景観を守る放牧組合;人と畜産動物が共生できる社会へ ほか)
著者等紹介
吉田光宏[ヨシダミツヒロ]
ジャーナリスト。1954年広島県生まれ。中央大学卒。中国新聞社記者を経て、99年からフリー。93~94年スタンフォード大学客員研究員。自然環境と人間の直接の接点となる農林水産業の現場を取材、執筆している。日本環境ジャーナリストの会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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