内容説明
明治の初めの人もいれば、つい先年亡くなった人もいる。共通しているのは、いずれも農業の未来を模索する魂をもった人であることだろう。個人的な悩みや生活を克服しながら、農業を想い、一途にのめりこみ、そして時に大胆な知恵を自噴させた人たちである。その自発の精神は、いまの危局に立ち向かう人たちに、勇気と知恵を与えてくれるだろう。
目次
忠犬ハチ公と農業土木学の上野英三郎
農談会と古橋源六郎親子
灘神戸生協を創始した福井捨一と那須善治
「農業技術研究発祥之地」と安藤広太郎
消えた銅像―ファン・ドールンと安積疏流
農山漁村経済更生運動と小平権一
官営富岡製糸場と和田英の日記
天竜の治山治水に生涯をかけた金原明善
岩手の土魂・農民知事国分謙吉
クラーク精神を結実させた佐藤昌介
亀田郷と「芦沼」
ヨーロッパで客死した“農地巡礼”の大和田啓気
産業組合を社会的存在にした志村源太郎
そのやさしさ、家稷・農業を説いた江渡狄嶺
現代に欲しい千石興太郎の戦闘力
“農協の共済”を拓いた賀川豊彦
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