内容説明
本書は、アジア経済研究所経済協力総合事業の一環として、平成11年度に実施した「途上国の市場経済化における社会的公正と法」に関する研究会の成果である。アジアにおける市場経済化の問題点を法的な観点から横断的に究明する論文と、国別に労働、消費者などの法領域を扱う論文の2部構成とした。
目次
第1章 アジアにおける市場経済化と競争法
第2章 アジアにおける法と政策改革―理論的再考と実務者のための一考察
第3章 市場経済化とマイノリティー―慣習法的土地権の法的位置づけの諸相と展望
第4章 中国の社会主義市場経済化と消費者法の発展
第5章 タイ消費者法の展開と法的枠組み
第6章 市場経済化過程におけるベトナム労働法
第7章 インドにおける経済自由化と労働法の諸問題―非組織部門に関連する判例を中心に
第8章 インドネシア社会的市場システムの発展に関係する法の諸相
著者等紹介
小林昌之[コバヤシマサユキ]
アジア経済研究所経済協力研究部
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