内容説明
本書は、1991年度に経済協力調査室で実施した「中国の開発と法」に関する調査委員会の成果をとりまとめたものである。
目次
序章 本書の問題意識と概要
第1部 国家と法(中国憲法と経済改革の構造;中国における行政の裁判的統制;経済改革と中国刑法)
第2部 経済と法(中国「経済法」の「変わらぬ」一断面;中国の経済契約法について;中国企業組織法序説―経営機構をめぐって;中国の知的所有権法制の発展―特許法を中心として;中国の環境政策と法;中華人民共和国における「土地使用権」および「抵押権」の物権的位置づけ;中国の経済特区の法的枠組)
第3部 社会と法(中国社会における弁護士;開発過程における犯罪変容の実態、その原因およびその対策)