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内容説明
砂漠でないアラビア、雄弁でないアラビア、石油大国でないアラビア、そんな「もうひとつのアラビア」イエメンのなかに、これまでわれわれが見落としてきたアラブ理解の重要な鍵が隠されているかもしれない。
目次
序章 イエメンってどんな国
第1章 サナア
第2章 山
第3章 一日のリズム
第4章 男と女
第5章 結婚
第6章 人生
第7章 生活のなかのアッラー
第8章 金曜日
第9章 幸福のアラビア
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
2
著者は、恐らく日本におけるイエメン研究の第一人者。イエメンに滞在した90年代初めの人々の暮らしぶりについて、結婚式、仕事、祭りなどについて徒然なるままに書いている。只、「イエメン」と言っても実際には著者が暮らしていた旧北イエメンの首都サヌア中心の記述なのは仕方が無かろう。それでも、部族対立が激しいので防御し易い山の上に築かれた集落、男性は強くあることを求められる家父長制社会、時間や労働、そして身内の概念がかなり違うので面食らう日々の暮らし等など、余り知られぬイエメンの実態を綴っている。2023/12/23
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