内容説明
本書は、アジア経済研究所において、平成14年度から15年度にかけて実施した「アジアにおける環境政策の再検討」研究会および「グローバリゼーション下のアジアにおける環境政策」研究会の成果をとりまとめたものである。
目次
序章 アジアにおける環境政策と社会変動
第1章 中国における大気汚染対策の評価―費用効率性と政策実施コストの観点から
第2章 インドネシアにおける河川浄化プログラムの実施過程―工場排水対策を中心に
第3章 インドにおける工業汚染対策の展開と課題―司法積極主義に関する一考察
第4章 中国の環境政策実施過程における情報公開と公衆参加―工業汚染源規制をめぐる公衆監督の役割
第5章 台湾における民主化、地方分権化と環境政策―政策形成過程と執行をめぐる政治経済学
第6章 韓国における放射性廃棄物処分場建設問題―2003年扶安候補地をめぐって
第7章 環境技術開発に対する助成措置の役割―日本における脱硫技術開発の経験から
第8章 タイにおける廃棄物問題の構造と国際協力の課題―タイ南部での協力事例をもとに
第9章 環境規制の国際的調和化とその限界―日米欧における自動車関連環境規制の調和化とアジアにおける含意
第10章 世界ダム委員会勧告に残された課題―国際環境政策過程における参加問題
終章 本書のインプリケーションと今後の課題・展望
著者等紹介
寺尾忠能[テラオタダヨシ]
新領域研究センター環境・資源研究グループ
大塚健司[オオツカケンジ]
新領域研究センター環境・資源研究グループ
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