内容説明
本書は、アジア経済研究所において平成12年度から13年度にかけて実施した「アジアの環境問題と社会経済制度」研究会および「アジアにおける環境政策の形成・実施過程」研究会の成果をとりまとめたものである。
目次
第1章 「開発と環境」の政治経済学をめぐって―政策と社会変動
第2章 日本の地方公共団体の硫黄酸化物対策―高度経済成長期に実施された公害防止協定と行政指導
第3章 公害防止技術開発と産業組織―「日本の経験」にみる環境規制と産業技術のダイナミックプロセス
第4章 中小企業およびインフォーマル・セクターの公害対策―鉛リサイクルにおける日本の経験とアジア諸国の模索
第5章 中国における工業汚染源規制の実施過程―1990年代後半以降の規制政策の実効性とその条件
第6章 東アジアにおける環境レジームと国内実施―中国の石炭燃焼問題への国際的対応とその限界
著者等紹介
寺尾忠能[テラオタダヨシ]
開発研究部
大塚健司[オオツカケンジ]
開発研究部
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