内容説明
ただの創作だとも伝説であるとも、あるいは実話を元にしたものだともいわれる『東海道四谷怪談』そして『番町皿屋敷』。語り継がれてきたこれらの怪談の裏側には、今までふれることのなかった多くの謎と疑問があった!いわくある品々や縁ある地を訪ね、見、聞き、調べ、ゆきついた、その答えがここにある!!マンガで、そのすべてを教えます。
目次
検証・四谷怪談「綴られたお岩様の崇り」
検証・皿屋敷「亡霊お菊の伝承」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けん
3
またも仕事からの現実逃避に一気に読んだ。四谷怪談は京極の「嗤う伊右衛門」が一時期ものすごく好きだったんだけど、こちらは史実とフィクションを突き合わせての検証マンガ。もっとも、霊能者?が出てきたり、資料が古かったりして、ちょっとアレアレ?な印象。本の大半を占める皿屋敷の検証は、面白かったけど、結構、複雑で何度も本を行ったり来たりした。でも、結論はとてもきれいに収まってる。累が淵はそもそも元の話をよく知らないので、機会があったら触れてみたい。そういえば小松和彦先生のサイン本も読まずに積んだままだったっけ…2017/08/21