感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ビシャカナ
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辞書のようにぶ厚くてずっしりと重たいが、内容もまたずっしりと重たい。十数ページ程度の短編集なのだが、なかなか読み進められないほど。胸に刺さる漫画に青春を捧げた若者たちの挽歌。時代背景が興味深い。根底に流れる夢と現実という普遍的なテーマ。手塚治虫流のデフォルメされた絵柄から、スケッチのような掠れた絵柄、版画のような鋭利な絵柄。2015/12/24
吉田恭
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2005年6月10日に67歳で亡くなった永島慎二の追悼で再読。マンガ家を目指す若者たちの理想は、商業主義的業界や生活苦などの様々な現実の前に、いつしか崩れ去る。敢えて批判するなら、挫折していった彼らは「言葉を持たない詩人」だったのではないだろうか。2005/08/13
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