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内容説明
美樹です。十三歳になったばかりの中学一年。育ての親の神父さんと仲良く暮らしています。この夏は、いろんな事件が起こりました。うちの教会で死体が見つかって、隣の町では猟奇殺人。神父さんは秘密の仕事に出かけて、大怪我して帰ってくるし、もう大変です。でも、私にとって一番の大事件は、由希子に出会ったことでした。「死ねない女」・由希子を呪われた運命から救うため、少年と老神父は奔走するが―。
著者等紹介
岡田剛[オカダタケシ]
1979年生まれ。本籍新潟、生まれは石川、育ちは福井
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夏葉
0
マッチョ神父が幽霊を撲殺する話。ごめんうそ。 「純粋な愛情ではなくても、それに似た何か」のお話? 美樹だけは最初から最後まで本当に純粋ってのが気に入った。 みんな影を背負ってるけど、特に神父の影が思っていた以上に黒くて濃い。2011/07/28
まつじん
0
神父さんの秘密は明かされぬまま終わってしまった。ちょっと残念ですがね、ストーリーというか物語的にはなんなんですが不思議と魅力があるねぇ。2010/01/08
funa1g
0
暗闇から少しずつ切りだしたような文章。硬質な手触りの魂の救済の物語。神父を主役に据えたハードボイルド。渋い。2009/06/24