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内容説明
ジョウにふたりの実業家から護衛の依頼がきた。ただ、この仕事はもう一組、ことあるごとにジョウのチームに敵愾心を剥き出しにする“地獄の三姉妹”クラッシャーダーナのチームも請け負っていた。仕事の皮切りにコンテスト会場でのテロリストの攻撃からクライアントを守ったジョウたちは、幻獣アバドンが棲息するという未踏の惑星ワームウッドに向かった。派遣された調査隊がすべて消息を断っている危険な星で、ふたりの実業家は幻獣相手に狩りの腕を競おうというのだ。
著者等紹介
高千穂遙[タカチホハルカ]
1951年、名古屋に生まれる。法政大学卒。大学在学中に“スタジオぬえ”を設立。アニメの企画、シナリオ執筆等を担当する。77年「連帯惑星ピザンの危機」でデビュー。「クラッシャージョウ」「ダーティペア」「神拳 李酔竜」他、多くの人気シリーズを発表して現在に至る。86年「ダーティペアの大逆転」で星雲賞(日本長編部門)受賞。日本SF作家クラブ会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥
56
(2023-72)クラッシャー・ジョウシリーズ第9弾を今は亡きソノラマ文庫で(笑)。今回のジョウ達のミッションは大富豪二人の護衛。彼らと共に惑星ワームウッドへ希少高等生物のハンティングに。同じく護衛するのは美人三姉妹のクラッシャーチーム。そのうち一人はジョウと幼馴染ときたらアルフィンは気が気じゃないよねえ。これまで日本に馴染みのなかったスペースオペラと言うジャンルを広げたこのシリーズ。今回もアクションたっぷりで面白かったです。何箇所かに安彦さんのイラストが入っているのも嬉しいですね。★★★★2023/07/15
kmagami
3
大昔、ソノラマ文庫全盛時期には新作が出るたびに貪るように読んだ「クラッシャージョウ」だ。映画まで見ちゃったモンな。さすがに今現在、この年になってから読むとご都合主義のスペオペ厨二展開が目に余る。一方の主役たる幻獣の生物学的、生態学的背景など考え始めると突っ込みどころが枚挙にいとまがない。ストーリー的にも生き死にや洗脳されたりされなかったりに恣意的展開が多すぎて萎える。もう、本作を喜んで夢中で読むような、想定読者ではなくなってしまったと言うことか。2009/08/30
夏姫
1
2003年発売ですが、最近でていることを知りました。てっきり ククルで完結していたとばかり(笑) 世界観やキャラクターを楽しむ作品だということを再認識しました。 しかしジョウの年齢も変ってないんですよね、ソノラマ版読者には つらいとこです(笑) 2012/06/24
猪名川透子
1
2003年初版の積ん読本を2010年の今ようやく読みました。シリーズ自体読むの、十数年ぶり…な気もしますが、世界観とか文体とか「ああ、覚えているままだなぁ」と思いました。2010/07/08
yos
1
クラッシャージョウシリーズの9。スペースオペラというジャンルのSFで、主人公達は宇宙船を自在に駆って銀河系を駆けめぐる。 ジョウのチームは健在。 ポンポンと飛び出す彼らの掛け合いが、面白く、シリーズの魅力のひとつになっている。 シリーズのもう一つの魅力は、なんといっても表紙絵と挿絵の安彦良和。 安彦良和のイラストと、高千穂遥のスピーディーで流れるような文章とが一体となって、クラッシャージョウの世界を形成する。 往年のファンにとって、充分に満足のいく、1冊だった。 2006/05/04