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内容説明
人類そのものを支えるはずの人工臓器。そして、それに絡む事件や奇怪な現象が絶えない未来都市。菊月虹は、そんな大都会の底で自由に生きる。紙の本とお気に入りのウイスキーがあればいい。だが、彼は大手人工臓器メーカーの遺した「人造人間」。それゆえに、臓器を巡る犯罪とは無縁ではいられない。市警中央署第4課、通称「便利課」の新入り刑事とともに、ハードな捜査にたずさわる日が続く。
著者等紹介
神林長平[カンバヤシチョウヘイ]
1953年、新潟市生まれ。SF作家。79年、早川書房・第5回ハヤカワSFコンテスト佳作入選「狐と踊れ」でデビュー。95年、人間と言葉との関係を描いた連作集『言壷』で、第16回日本SF大賞受賞。SFファンの投票によって選ばれる年間ベストSF「星雲賞」を、短編「言葉使い師」他、長編『戦闘妖精・雪風』『グッドラック』『敵は海賊・海賊版』『プリズム』等で、あわせて7回受賞。『ライトジーンの遺産』は、SFマガジン誌にて「ベストSF1997」第一位を獲得している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆーいちろー
2
小説というものが物語性重視になって、深刻なテーマも上手に物語にのせて語られる最近の小説群とは、神林長平の作品はやはり異質なのだろうなと感じる。主人公の一人称による生硬な思索的科白は、もう滅んでしまった私小説の登場人物の呟きに近い気がする。一番おもしろいと感じたのは「エグザントスの骨」。生と死というテーマ、そして自らを人生の敗残者となした者への主人公の視線が、一番ハードボイルドしている。思えば、ショーペンハウエルなどを読むまでもなく(まあ、読んだことはないのであるが…)人生とは何かは小説から学んできたのだ。2012/10/16
Sakuran
1
再読だが面白い。神林作品らしい主人公のコウの思索や台詞が好き。人間の臓器が謎の崩壊を起こすようになった世界で人工臓器に頼るようになり、それを扱うメーカが起こすトラブルをコウが調査していく短編集。コウ自身がかつての人工臓器の最大手メーカーライトジーン社の人造人間。腕、目、皮膚、心臓、骨、声(声帯)などを人工とした人間の問題を通して、それぞれの器官の機能以上の意味も考えさせられる。2023/03/11
深海魚
1
SFハードボイルド連作中短編集。序盤はいまいちかと思ったが、徐々に良くなってきた。「セシルの眼」「エグザントスの骨」「ザインの卵」あたりが好き。全体的にちょっと長かった。2021/05/30
pi_nika
1
90年代SF。もし生体科学が進んだ未来に人間の臓器が寿命よりも早く朽ちたならば?という世界で7つの中編から成り立つ。アイディアは良かった気がしますが、目的や高揚がある話を求める人には向かないです。 各編の長さが1冊にまとめるには中途半端で、SSというにはキレがなく、長編としては各々の繋がりが薄い。最後の編にオチがなければ読んだことを後悔しそうだった。内容が、サスペンスではなく、世界系には弱く、キャラ小説でもないまどろっこしさ。2012/06/09
宇宙猫
0
★★★★★
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