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内容説明
時は戦国時代初期。観音萩王は言葉遣いに少々難のある伊賀の美少女忍者。ある日、統領の百地丹波より甲斐の守護職・武田信縄の下知に従い敵情を探るという任務を仰せつかった萩王は、相棒に白鳥雪之丞という美形の男がつくという話に少し期待した。ところが出発の日に現れた雪之丞は美形どころかサイテーの中年男。絶望にひたりながらも、甲斐の地で情報収集を開始した萩王は富士山の麓にあるという幻の桃源郷・家基都之宮の噂を耳にした。
著者等紹介
沢田直大[サワダナオヒロ]
1月28日、静岡県浜松市に生まれる。2001年、沢田黒蔵として『黄金の忍者』(学研M文庫)で作家デビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫
1
コミカルタッチのインチキ時代劇かと思いきや、ところがどっこい、意外に直球勝負の秘境冒険物忍者活劇系。ヒロインの観音萩王は、関東潜入の任務中に横浜方言(と称するギャル言葉)が抜けなくなったというオマヌケな伊賀のくノ一。甲州武田家からの依頼がきっかけで富士の樹海や風穴をめぐってカキツの都を目指すことになる萩王たちの冒険は、宮下文書だったり、カタカムナだったり、古史古伝(超古代史オカルト)からネタを引っ張ってきているのでムー読者は大喜びでありますよ。時代設定は1500年頃で、考証はわりとテキトー。星4つ。2019/03/03
三田主水
1
いかにもライトノベル的なキャッチーなタイトルと裏腹に、内容は異境冒険ものという怪作。古史古伝臭が強いのが気になりますが、「魔界住人」を思わせるユニークな作品でした2010/02/23
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