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内容説明
高校生・岩本森央は、ある日突然、4700年の時間を越えて、原始時代の日本に連れて来られてしまった。彼を呼んだのは、この星に生命を育んだ〈岩〉と〈木〉の複合体ともいえる〈意識〉だった。しかし、せっかく誕生した地球の生命も、互いに争い、絶滅しようとしていた。とにかく生き続けることがその使命に通じるかもしれないと、森央は3000年間を生きてきた。そして、再び古噴時代の日本へ帰ってきたのだった。そこはアシハラ国の村。国長が死んだばかりだったが、その長男フトミミが、地の底に棲む怪物を使って次の長の地位を得ようとしていた。この内紛に加え、太陽を崇め、呪術を使うヒワミコの国の軍勢がこの地に侵攻して来たのだった。この時、森央は何を見たのか?その役割は何か?「森と岩の神話」、注目の第2部。