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内容説明
ある夏の日、高性生モリオは、はるかな過去へタイムスリップした。そこは縄文時代。モリオが住むことになった村の人々は、大木を拝み、オソトサマと呼ぶ「神」を信じていた。モリオはその村で「鳥」と名のる老人と巡り合った。老人は「カムイ」を探して旅をしているという。モリオはまた、バスキという名のネアンデルタール人と出会う。バスキもまたカムイ・クラという、カムイの声が聞ける場所を探している。カムイとは何か?モリオは現代に帰れるのか?壮大な構想のもと、様様な時代を舞台に繰り広げられるSF『森と岩の神話』、好評の第1部!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Zen-zen
1
掲載がコアなSF誌ではない「獅子王」だったためか、「宇宙の造物主的存在が主人公に生命の救済を命じる」というコンセプトそのものは特に珍しいとは言えないが、造物主的存在を【木】と【岩】としたのは、自然を愛するこの作家らしい素晴らしい着眼点であり、清々しさを感じさせる。なんらかの形で再版、完結させて欲しいシリーズである。2012/05/15
Yoichiro Nagatani
0
森下一仁さんの「森と岩の神話」シリーズ第1弾。1987年の作品。この本は30年以上持っていることになる。主人公は年をとらない以外に特殊能力などなく、戦いから逃れ人々を見守る。「どうして人/国は戦うのか」と「争いへのうねりを避けようもなく翻弄される人々」がテーマ。2015/07/11
KUAD
0
流し読み。ありきたりな話。そして面白さが分かりづらい。ドラマが、変化する人間関係がないからだ。2011/02/13