ソノラマ文庫<br> 血の伯爵夫人―モダン・ゴシックの真髄

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ソノラマ文庫
血の伯爵夫人―モダン・ゴシックの真髄

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  • サイズ 文庫判/ページ数 267p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784257620266
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴィオラ

4
「血の伯爵夫人」3連チャン(^▽^;)多くの作家を刺激してきた人物の割に、具体的な史料が少ないのか?みんな結構好き勝手なバートリ像を作りあげている。いや、その自由度の高さこそが刺激なのかもしれないが…。今回はラッセルの短編集で、内1本がバートリもの。史実に想を得た、これは結構フィクション寄りの作品でした。ラッセルって、構成とかオチのつけ方とか、意外に律儀にまとめるタイプみたいね。そこまでしてオチつけなくても…とか、ちょっと思った(^▽^;)2013/02/18

1
全五編収録の短編小説傑作選。表題作はエリザベート(エリザベス)・バートリ伯爵夫人自身の回想としてかの大悪行の顛末が語られるという趣向。首謀者は配偶者のナダスティ伯爵という設定でして、罪深さに怯える伯爵夫人の告白は品がよくていじらしくて、グロテスクの極みのような歴史上の事件をこういう切り口で描くのかと感心していたら……そういうオチかい! 悪行そのものにまして、発覚した後の世の中の動きが伯爵夫人を絶望させたという見方はなるほどごもっともで、情報社会、大衆社会の現在にも通じるテーマ性が秀逸な一編でした。星五つ。2025/06/06

ext3

0
「血の伯爵夫人」は元の知ってないと面白くないよね。京極夏彦の「嗤う伊右衛門」みたいな感じだし。「彗星の美酒」以外は面白かったな。やはり、レイ・ラッセルは短編の名手。「悦楽の分け前」は予想つく展開だったが最後の一行でひでぇと思った。 2011/10/09

0
Y-202006/11/27

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