感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
26
表題作は早川書房の異色作家シリーズで既読。『嫉妬深い幽霊』と『秘密嫌いの霊体』のどうしようもない状態からの着地点にはあっと言わされました。2014/04/08
ニミッツクラス
6
84年の420円の初版を読んだ。ソノラマ文庫海外Sの第6弾で、「怪奇とファンタジーのスタージョン傑作選」と銘打った7編を収録。表題作の「影よ・・」は河出の奇想コレ「不思議のひと触れ」で既読だが・・読後感は今回も微妙。少年に辛く当たる継母への意趣返しになる話だが、表題に揚げるなら別の短編の方が・・。霊体話と幽霊話はどちらもオチが良い。「超能力の血」は発想へのピントが自分には合わせられず、言いたい事が判らなかった。「死を語る骨」はとても面白い。これは連作短編を幾つか書ける要素を全て含んでいる。★★★★☆☆2016/12/03
ベック
5
この短編集を埋もれさせとくのはもったいない。どこかの出版社さん、是非復刊を! 売れると思うんだけどなあ。
記憶喪失した男
3
スタージョンの四冊目の短編集の全訳だと思ったが、骨で魔法を使ってる場面以外に印象に残った場面はないなあ。
姫榊楓
0
スタージョンの佳作ばかり集めた短編という感じ。不思議のひと触れと並んで理解しやすいので、(値段以外)手軽に楽しめる。マイフェイヴァリットは『秘密嫌いの霊体』。2013/04/27