感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
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1990年代半ばの「現代兵器や最新兵器を概観する」という内容。今となっては三十年前の最新兵器の数々だが、戦車など余り変わっていないものもあるし、アーセナル艦のように斬新だったものの兵器としての評価が定まらなかったためにその後に続かなかったものもある。この本が書かれた頃は冷戦終結後間もなく、湾岸戦争が最後の大規模な世紀戦になると思われていた。今後は不正規戦中心の装備に世界の軍事体系が変わっていくと思われ、事実数年前までそうだった。ウクライナ戦争がそのトレンドを一変させているのは、今では隔世の感もある。2025/05/10