内容説明
東西の緊張は緩和の方向に進んでいる。だが危険が去ったわけではない。ただ一触即発の場合、核戦争は世界の終末に通じ、米ソ共にこれは避けざるをえない。では通常兵器による戦いはどう展開するか?それが欧州で火を噴いた時、世界は崩壊への道をたどる…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
植田 和昭
10
1980年代に欧州でソ連軍とNATO軍が激突するという架空戦記。よくできているが、戦術核が使われない設定になっているが、必ず戦術核は使われていただろう。その上でのソ連軍の突進になるだろう。トムキャットやエンタープライズなどもはやない兵器が登場し、兵員輸送車もM113が使われるなど時代を感じさせる。朝日ソノラマ自体がなくなってしまったが、読者はがきがついていたので朝日新聞におくった。35年たって送られてくるのには驚いただろう。架空戦記は幻の英本土上陸が40万円の値がついていたのをみたことがある。2024/12/28