内容説明
ニューヨーク、パリ、ロンドン、ローマ、ウィーンなど名作映画の舞台となった〈世界の街〉。ユニークな視点で考察した楽しい都市文明論。
目次
アメリカ篇(メトロは錯綜した社会の縮図;“理想の国”アメリカを見つめる自由の女神;若者が「明日へ向かう…」グリニッチ・ビレッジ;射つべき風景としての世界最大の都市 ほか)
ヨーロッパ篇(愛と死の影はセーヌの川面に流れて;戦火と愛の解放を象徴する凱旋門;下町の古き良き時代を描いた50年代の作品群;退廃そして死若者たちの“共感地帯” ほか)
アジア・アフリカ・南米篇(水陸ともに人口過密な地帯を舞台にする魅力;あらゆる行為に複雑な政情がつきまとう;20世紀初頭のノスタルジックな租界を舞台に;近代化がもたらしたさまざまな小市民的問題 ほか)