内容説明
昭和人のための昭和史。あの頃、あの時、耳に残ったあの「ことば」。その意味するところは一体何だったのか?「語りつぐ昭和」のための1冊!
目次
昭和の子供よ僕たちは―大正天皇の死と新しい時代の始まり
東方会議―対中政策の“積極化”
「今日は、渡辺銀行が…」―金融恐慌
「将来へのぼんやりとした不安」―芥川龍之介の自殺
普選―大正デモクラシーの最大の遺産
どこまで続く泥濘ぞ―亡国の発端、柳条湖
五族協和・王道楽士―満州建国の“夢”
3月事件・十月事件―日本ファシズムのテロののろし
1人1殺―血盟団による直接行動
話せばわかる―5・15事件と政党政治の終焉
今からでも遅くはない―自由を圧殺した2・26事件
阿部定―妖婦、猟奇と騒がれて
前畑がんばれ―ベルリン・オリンピックとナショナリズム
鵬程1万5千キロ―「神風」の大記録
賀屋・吉野三原則―戦時体制への財政・経済の基礎
生きて虜囚の辱めを受けず―戦陣訓の一節の呪縛
コクミンガクカウイチネンセイ―初等教育の皇民化路線
連合艦隊―大和に見られる決戦万能思想
ハル・ノート―中国侵略の到達点
今や帝国は蹶然起って―12月8日の興奮
人間天皇―お気軽だった全国巡幸
公職追放―日本民主化に役立った旧人排除
進駐軍―日本改造の全能の権力者
GHQ―泣く子も黙る
老兵は死なず―日本に君臨した帝王マッカーサー
警察予備隊―なしくずしの再軍備
逆コース―戦後改革への反動
サンフランシスコ講和条約―アメリカ体制に格付けされた日本
もはや戦後ではない―経済白書で高らかに謳う
太陽の季節―かっこよくなった文学者
“才女の時代”―有吉佐和子と曽野綾子
日ソ国交回復―22カ月にわたる難交渉
有楽町で逢いましょう―戦前・戦後の「すれ違い」を越えて〔ほか〕
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