内容説明
朝日新聞の「テーマ談話室」で三カ月に渡って掲載され『先生』を一冊に!ここには、いわゆる教育評論家ではない、一般の人々が、教育や先生について、集中的に、しかもレベルの高い論講を展開している。学校に求めるものは何か。なぜ教育現場は荒れているといわれるのか。先生はどうあればよいのか。
目次
序章 一女性教師の死と“熱いじゃがいも”―教育現場のある光景
第1章 彼女を死に追いつめたもの―教師と親のはざま
第2章 手を広げすぎてはいませんか―しつけの主体は家庭ではないか
第3章 生徒との対話なんか要らない―教育の権威のあり方
第4章 こいつをつまみ出せ―教師への不信・教師の人権
第5章 先生に天下の秀才は必要か―その資質は、その実践は
第6章 なぜ怒らぬか、顔を真っ赤にして―いじめ、落ちこぼれ、体罰
第7章 みなと同じが最優先の教育―子どもの個性をどう活かすか
第8章 先生の目はどこに向いているのか―職員室の中では
第9章 胸に火をつけてくれた授業―みんなが語る「先生」の姿
終章 みんなで火の粉を振り払おう―いま教育に求められている英知