内容説明
実験生理学を方法論的に基礎づけ、19世紀ヨーロッパ最大の生理学者の一人に数えられるベルナールの研究の集大成。実証主義者として、方法論的に探究対象を現象界内の諸関係に限定し、この絶対的・必然的な連関をデテルミニスムと呼ぶ彼は、機械論、生気論双方を打倒目標とし、自らの立場を物理化学的生気論と規定した。『実践医学序説』と並ぶ主著。
目次
ベルナール生命論の意義と限定性
ベルナール生命観の歴史的境位―生物学史再構成のために
動植物に共通する生命現象
『動植物に共通する生命現象』に関連する主要人物生没年一覧
クロード・ベルナール年譜
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