思考の響応<br> 姦通の文学―契約と違犯 ルソー・ゲーテ・フロベール

思考の響応
姦通の文学―契約と違犯 ルソー・ゲーテ・フロベール

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  • サイズ A5判/ページ数 587p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784255860138
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0398

内容説明

家族の成立、契約とその侵犯、セクシュアリティの歴史、父性の変質…近代小説の主要テーマたる「姦通」は、同時にその解体の因ともなる。ルソー、ゲーテ、フロベールを中心に据えた姦通文学に関する記念碑的モノグラフィ。

目次

序章
第2章 ルソー『新エロイーズ』
第3章 ゲーテ『親和力』
第4章 フロベール『ボヴァリー夫人』
第5章 結論

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あかふく

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小説に描かれた契約とそれに違反するものとしての「姦通」を小説において重要な要素と見なし、それによって小説内に散らばった要素要素がどのように働いているかを見る。手際がものすごくよく、序章で散らばった話題を、3つの作品(『新エロイーズ』、『親和力』、『ボヴァリー夫人』)の中で再度検討し、結論では次の著作で「結婚」について述べることまで予告している。ちなみに、翻訳は高橋康也が勧めたらしい。2012/05/15

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