答えは風のなか

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答えは風のなか

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  • サイズ 46判/ページ数 284p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784255012650
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

この気持ちは、なんだろう?

はじめて感じる胸のモヤモヤ。
過ぎ去ってしまったあの頃のこと。
いま、心のなかにある感情は
これからどこに行くのだろう。

家族、友だち、社会。
胸がぎゅっと苦しくなったとき。
頭でも、心でも、わからなくても、きみといっしょに考える。
この世界を、ずんずん歩いていくために。

『きみの町で』に続く10の物語。

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僕はいつも、自分の書くお話には
「答え」なんてないんだと思っています。
読んだあとには、むしろ「問い」が残ってほしい。
答えは風のなか。風を見つめて探すには……
つまり、顔を上げてほしかったのです。
うつむいてばかりの世の中だからこそ。
なにも言わなかったのに、ミロコマチコさんの絵、
そうなってるんだよ。すごいよね。

重松 清

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もくじ

いいヤツ 
おばあちゃんのメモ 
ふるさとツアー 
ぼくらのマスクの夏 
しあわせ 
いちばんきれいな空 
ケンタの背中 
おねえさんが教えてくれた 
タケオの遠回り 
あきらめ、禁止。 

内容説明

この気持ちは、なんだろう?はじめて感じる胸のモヤモヤ。過ぎ去ってしまったあの頃のこと。いま、心のなかにあるこの感情は、これからどこに行くのだろう。『きみの町で』に続く10の物語。

著者等紹介

重松清[シゲマツキヨシ]
1963年、岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒。出版社勤務を経て執筆活動に入る。ライターとして幅広いジャンルで活躍し、1991年に『ビフォア・ラン』で作家デビュー。1999年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、2010年『十字架』で吉川英治文学賞、2014年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞を受賞

ミロコマチコ[ミロコマチコ]
1981年大阪府生まれ。いきものの姿を伸びやかに描き、国内外で個展を開催。2013年、絵本『オオカミがとぶひ』で第18回日本絵本賞大賞、2014年『てつぞうはね』で講談社出版文化賞、『ぼくのふとんはうみでできている』で小学館児童出版文化賞、2015年ブラティスラヴァ世界絵本原画ビエンナーレ(BIB)で『オレときいろ』が金のりんご賞、2017年『けもののにおいがしてきたぞ』で金牌、2018年に第41回巌谷小波文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

257
重松 清は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、重松清×ミロコマチコ、コラボ短編集です。いつもの ミロコマチコの絵の激しさはありませんが、重松清の文章と相まって好い味を出しています。児童書(小学校高学年以上)ですが、大人も楽しめます。オススメは、『いいヤツ』&『タケオの遠回り』&『あきらめ、禁止。』です。 https://www.asahipress.com/bookdetail_norm/9784255012650/ 2022/01/16

タイ子

106
人生、全て1+1=2ですめばいい。いや、全てがそうならないところが面白いのだ。そして、答えは出ない。10の短編からなる物語はいろんななぜ?を問い掛けてくる。もちろん、そこには答えはない。小学生が主人公でいろんななぜにぶつかりながら自分なりの答えを出していく。同じ質問を自分がされたらどう答えるだろう?「いいヤツ」ってどういうヤツ?人が年を取るって、認知症になった人は幸せなの?私の中でこの「しあわせ」が一番心に響いた。ミロコマチコさんの絵が物語をより素敵に見せてくれる。前作の「きみの町で」も読まないと。2022/04/27

Ikutan

94
ミロコマチコさんの絵とともに、様々な感情をぎゅっと詰め込んだ八つの小さな物語。ルビ付きで小学生でも読める内容ですが、大人でも色々考えさせられる内容になっています。例えば、『頼まれる』と『頼られる』と『頼りにされる』の違いは?とか、動物園のシマウマって幸せなのか?とか。また、大人たち社会の理不尽な差別や抱えている問題を、子どもの視点で描くことで、より身近な問題として、鋭く私たちに投げかけてくれています。そしてコロナ禍の子どもたちへの優しい視線。心の中のモヤモヤに優しく寄り添う重松さんらしい一冊でした。 2022/01/05

ぶんこ

77
子どもたちの切ない思いが短編となって次々と紹介されて「答えは風のなか」とあるとおり、読者に考えてもらう形になっていました。どれも「あるある」なのですが、特に「ケンタの背中」が良かったです。優しかった母が亡くなり、新しいお母さんと弟もできました。カンの強いケンタ君はキレると手がつけられず、なだめることができるのは亡くなったお母さんだけ。弟に腹をたてても我慢のケンタ君。我慢の仕方が切なすぎる。それを知った新しいお母さん。写真のお母さんからの言葉に従いケンタ君を抱きしめて背中をさすってあげました。良かった。。2022/03/04

よつば🍀

70
「いいヤツ」「おばあちゃんのメモ」「ふるさとツアー」「ぼくらのマスクの夏」「しあわせ」「いちばんきれいな空」「ケンタの背中」「おねえさんが教えてくれた」「タケオの遠回り」「あきらめ、禁止。」10話収録の短編集で、読者に問いかける作品。クラスメイトから利用される少年、命の優先順位、男尊女卑と差別、隣国との関係など、日常的な物から世界レベルまで、皆の心の中にあるモヤモヤが描かれる。『あきらめ、禁止。』では教育実習時にお世話になった先生と子供達を思い出し胸が一杯。上辺で判断せず本質を見る事。忘れない様にしたい。2021/12/28

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