出版社内容情報
この気持ちは、なんだろう?
はじめて感じる胸のモヤモヤ。
過ぎ去ってしまったあの頃のこと。
いま、心のなかにある感情は
これからどこに行くのだろう。
家族、友だち、社会。
胸がぎゅっと苦しくなったとき。
頭でも、心でも、わからなくても、きみといっしょに考える。
この世界を、ずんずん歩いていくために。
『きみの町で』に続く10の物語。
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僕はいつも、自分の書くお話には
「答え」なんてないんだと思っています。
読んだあとには、むしろ「問い」が残ってほしい。
答えは風のなか。風を見つめて探すには……
つまり、顔を上げてほしかったのです。
うつむいてばかりの世の中だからこそ。
なにも言わなかったのに、ミロコマチコさんの絵、
そうなってるんだよ。すごいよね。
重松 清
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もくじ
いいヤツ
おばあちゃんのメモ
ふるさとツアー
ぼくらのマスクの夏
しあわせ
いちばんきれいな空
ケンタの背中
おねえさんが教えてくれた
タケオの遠回り
あきらめ、禁止。
内容説明
この気持ちは、なんだろう?はじめて感じる胸のモヤモヤ。過ぎ去ってしまったあの頃のこと。いま、心のなかにあるこの感情は、これからどこに行くのだろう。『きみの町で』に続く10の物語。
著者等紹介
重松清[シゲマツキヨシ]
1963年、岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒。出版社勤務を経て執筆活動に入る。ライターとして幅広いジャンルで活躍し、1991年に『ビフォア・ラン』で作家デビュー。1999年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木賞、2010年『十字架』で吉川英治文学賞、2014年『ゼツメツ少年』で毎日出版文化賞を受賞
ミロコマチコ[ミロコマチコ]
1981年大阪府生まれ。いきものの姿を伸びやかに描き、国内外で個展を開催。2013年、絵本『オオカミがとぶひ』で第18回日本絵本賞大賞、2014年『てつぞうはね』で講談社出版文化賞、『ぼくのふとんはうみでできている』で小学館児童出版文化賞、2015年ブラティスラヴァ世界絵本原画ビエンナーレ(BIB)で『オレときいろ』が金のりんご賞、2017年『けもののにおいがしてきたぞ』で金牌、2018年に第41回巌谷小波文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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