本の読める場所を求めて

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本の読める場所を求めて

  • 阿久津 隆【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 朝日出版社(2020/07発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 268p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784255011875
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0095

出版社内容情報

本を、読む。こんなシンプルなことが、どうして放っておかれているのか。

「書を携えて、街に出る。人が人といてひとりになるためには
こんなすったもんだが必要なんですね」
――片桐はいり(俳優)


本はあっても、読む場所がない!
家でもカフェでも図書館でも……ゆっくり読めない。街をさまよう。
だから、「今日はがっつり本を読んじゃうぞ~」と思う人たちが
心ゆくまで「本の読める」店、「fuzkue(フヅクエ)」をつくった。
本と、光さえあればできるはずのものが、どうしてこんなに難しいんだろう?
心置きなく、気兼ねなく本を読むためには、なにが必要なんだろう?
なぜか語られてこなかった「読む」「場所」をめぐって、
ストラグルし、考えぬいた先に見えてきたものとは?
大部の『読書の日記』に綴る読書の喜びで人を驚かせた著者が、
ユーモアを織り交ぜた文体で小説のように書き記す。
「読書」を突き抜けて、「場づくり」「孤独」「文化」「公共」まで眼差す。
――きれいごとをちゃんと欲望しよう。

「もし映画館がなくて、小さな画面としょぼい音響でしか映画を観ることができなかったら。もしスキー場がなくて、野山を一歩一歩自分で登ってでしか滑ることができなかったら。もしスケートパークがなくて、注意されたり迷惑顔をされたりするリスクを常に抱えながらしか遊ぶことができなかったら。心置きなく没頭できる場所を抜きに、それぞれの文化の裾野は、今のような広さにはなっていないはずだ。
〔…〕だから読書にも、そういう場所があったほうがいい」(本文より)



目次:

はじめに
第1部 「本の読めない街」をさまよう
 第1章 まずはおうちで
 第2章 いったいなんなのか、ブックカフェ
 第3章 街に出て本を読む
 第4章 長居するおひとりさまとしての本を読む客
 第5章 読書という不気味な行為
  「フヅクエの案内書き」
第2部 「本の読める店」をつくる
 第6章 店を定義する
 第7章 穏やかな静けさと秩序を守る
 第8章 おひとりさまが主役になる
 第9章 誰も損をしない仕組みをつくる
第3部 「読書の居場所」を増やす
 第10章 見たい世界をきちんと夢見る
おわりに

内容説明

本はあっても、読む場所がない!だから「心ゆくまで本の読める」店をつくった。「読書」を考えぬいた先に見えてきたものとは?

目次

第1部 「本の読めない街」をさまよう(まずはおうちで;いったいなんなのか、ブックカフェ;街に出て本を読む;長居するおひとりさまとしての本を読む客;読書という不気味な行為)
第2部 「本の読める店」をつくる(店を定義する;穏やかな静けさと秩序を守る;おひとりさまが主役になる;誰も損をしない仕組みをつくる)
第3部 「読書の居場所」を増やす(見たい世界をきちんと夢見る)

著者等紹介

阿久津隆[アクツタカシ]
1985年、栃木県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、金融機関に入社。3年間営業として働いた後、2011年に岡山にてカフェを立ち上げ、3年間店主として働く。2014年10月、東京・初台に「fuzkue」をオープン。2020年4月には2号店を下北沢にオープン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シナモン

134
どこで本を読むか。家もカフェも喫茶店も図書館も良いところもあれば悪いところもある。著者の言ってることはよく分かるけど自分もうっかり周りに迷惑をかけることもあるわけだし、あまり神経質になるのもどうかな、とも思う。そもそも外で本を読む時に環境にはあまり期待しない方が気持ちが楽かも。ただお店の雰囲気はお店とお客さんが互いに作っていくものであり、同じ空間にいる者同士が敬意を払い合うというのには深く共感でした。私自身は早朝の自宅が一番邪魔も入らず静かなので早朝読書を続けてます。2022/05/26

アキ

103
著者の経営するカフェ「fuzukue」は、「読書をするための場所」を確実に担保してくれます。カフェでは、どうしても周りの音やしゃべり声が気になり読書に集中できないことがありますが、少ない体験でもfuzukueでそういう経験をしたことがない。店長の阿久津さんの読書する人への「敬意」が醸し出す雰囲気が店内に漂っている。初台店は行ったことがあるが、下北沢店も行ってみたい。2時間半2000円でがっつり本を読みに。是非、うちの地元にも全国展開して欲しい。「読書の日記」も積読中なので、読も。2020/10/03

とよぽん

57
本を読むという行為は、筆者が書いている通り、かなり個人的で特殊な状況なのだと改めて思った。そして、自宅以外で「本の読める場所」を探し求めた結果行き着いたのが「フヅクエ」開業だ。読書の時間を何の気遣いもなく存分に楽しめる場所、周囲の会話や耳障りな音に妨げられず本の世界に浸りきるためのルール、席料と飲食代をセットにした料金設定の仕組み、などあらゆる所に筆者のこだわりが見える。今後の夢もなかなか壮大。うーん、でも、私が住む市内に「フヅクエ」ができたら、行くかな?2020/08/31

のんぴ

48
初台のfuzukue、行ってみたい!読書好きの人の中で、私も本を読みたい。本を読むのは他者を寄せ付けない孤独な行為だけど、他の人も読んでいれば、連帯意識を感じられるのか。「新宿 ブックカフェ」で検索したら、結構出てきた。行ったことがあるのは、3か所。その時は人が話していても集中してるせいかそれほど気にならなかったし、新刊の本も借りて読めるのがうれしかった。椅子の座り心地は気になる。サンマルクやスタバのソファー席が好み。どこでも読める私だけど、そんな上質な空間で読んでみたい。2020/12/21

fuku3

48
2020年8月19日読了。作者はフヅクエと云う本がガッツリ読める店を開いたオーナー!確かに良く考えると読むという行為は簡単に見えるが、周りに気兼ね無くジックリ"本を読む"といのはそう簡単には行かない⁉︎家は読もうとしても他の事が目に入りそちらを優先してしまう!他の家族に気兼ねする事がある‼︎店の場合は周りが気になる話し声、パソコン、子供の声等、様々な雑音が気になる‼︎読書に特化した読ませる場所とうのは無かったとう事に気付かされた⁉︎しかし私は本の内容が素晴らしければ何処でも本に没頭して読めてしまう‼︎2020/08/19

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