目次
オリヴィエ賞この三〇年―冷戦終結からEU離脱までのイギリス社会と演劇
イギリスEU離脱への道―イギリス政治経済の二〇年
ティンバーレイク・ワーテンベイカー『我らが祖国のために』―流刑地での演劇上演の光と影
デイヴィッド・ヘア『レーシング・デーモン』―ポスト・キリスト教社会における聖職者の役割
ブライアン・フリール『ルーナサの踊り』―楽園の喪失とケルト文化の最後の輝き
アリエル・ドーフマン『死と乙女』―悲劇の記憶と記録 苦悩の果ての悼み
パム・ジェムズ『スタンレイ』―画家とその人生 「描き」そして「生き抜くこと」の意味
パトリック・マーバー『クローサー』―愛と性と独占欲をめぐる力学
コナー・マクファーソン『堰』―アイルランドの伝統文化を下敷きにした現代の古典
リチャード・ネルソン『グッドナイト・チルドレン・エヴリウエア』―戦争と疎開によって分断された家族の苦悩と子どもたちの自立への歩み〔ほか〕