内容説明
仏教は異なる本性から日本に同化することなく、日本人の生活とは別の世界を形づくってきた。空とか解脱とか悟りとかは僧侶にとってすら知識にすぎず、まして庶民には無縁の話にとどまった。
目次
第1章 仏教への疑問
第2章 日本仏教の歴史
第3章 日本文化と仏教
第4章 造形様式のちがい
第5章 風土のちがい
第6章 日本文化再考
第7章 ブッダとの対話
第8章 仏教寺院と税金
第9章 近代と仏教
著者等紹介
外村直彦[トノムラナオヒコ]
1934年生まれ。東京大学文学部卒業。岡山大学名誉教授。比較文明史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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