内容説明
芸歴85年。激動の時代をしなやかに生きてきた人間国宝・野村万作が語る、狂言の神髄と未来。
目次
第1章 狂言の家
第2章 狂言修業の芸話
第3章 万作狂言名作選
第4章 新しい試み
第5章 狂言の種々相
第6章 海外公演と現在
第7章 心に残る人々
第8章 狂言の未来へ
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
O. M.
1
前作の自伝『太郎冠者を生きる』に続く、88歳を迎えた狂言の名人の自伝、交遊録、狂言論。自伝については前著と重なる部分も多かったが、本作では、様々な狂言の演目を並べ、著者の考える見どころや演ずるポイントなどを解説している部分が興味深かった。例えば、狂言の演者は「美しさ」「面白さ」「おかしさ」の順で芸を考えなければいけない、「おかしさ」だけではいけない、というような師の考え方が示されていました。また、時代が変わるなかで、弟子をどう指導していくかのご苦労も感じられました。一つ一つの内容が重厚でした。2025/10/25
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