自殺会議

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  • サイズ B6判/ページ数 366p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784255010939
  • NDC分類 368.3
  • Cコード C0095

出版社内容情報

生きてることに意味はないかもしれないけど、あなたが生きているだけで意味が生まれるのです。

ろくでもない世間に目を向けるより、この本に目を向けて、
バカなことを言ってると笑ってください。

*

そんなに頑張らなくても、ぼちぼち生きていても、生きていて良かったと思うことがたくさんあります。
せっかくこの世に生まれ入ったのに、「いのちは歓びそのもの」だという人もいるのに、
それを経験しないで死んでいくのは、悔しいというか、悲しいというか、可哀想というか……
だから、生きづらさを感じている人や、自殺するかもしれないと思っている人に、
この本を読んでもらいたいのです。

この本は十一章に分かれていて、それぞれ自殺に縁のある方々に話を聞いています。
どんな方々かというと、自殺未遂した人、自殺しようとしている人を救っている人、
自殺が少ない町を研究している人、親が自殺した人、子供が自殺した人、
死にたい人からの電話をすべて受けている人、自殺をテーマに絵を描いている人、などなど、
みなさんツワモノばかりです。こんなにたくさんの人と自殺の話をしたのに、誰一人として
深刻な雰囲気にはなりませんでした。
共通しているのは、どの人も大変な状況を乗り越えてきていることです。
だからこそ、笑って話せるのではないかと思います。(まえがきより)

まえがき
 


目の不自由な妹の転落事故と、母親がダイナマイト心中するまでの八日間の謎 冨永昌敬さんとの話



統合失調症と自殺 松本ハウスとの話
  


生と死の境界で 岡映里さんとの話
  


繊細と乱暴――東尋坊の用心棒 茂幸雄さんとの話
  


自殺した息子に対して加害者であるという意識を持ち続ける映画監督 原一男さんとの話
 


死にたくなったらお電話を 坂口恭平さんとの話
  


"生き心地の良い町"を旅する 前篇 岡檀さんとA町の人々との話
   


"生き心地の良い町"を旅する 後篇 岡檀さんと海部町の人々との話
   


どんな状況であれ人生を楽しめていれば、病は治っている 岩崎航さんとの話
  


精神病患者のなかにある豊かな世界 向谷地生良さんとの話
  


母の自殺を自分のなかに取り込むため、三ヵ月間休まず絵を描き続けた画家 弓指寛治さんとの話
  


あとがき
    


自殺会議に参加くださったみなさんのプロフィール 

参考文献・謝辞   

末井昭[スエイアキラ]
著・文・その他

目次

目の不自由な妹の転落事故と、母親がダイナマイト心中するまでの八日間の謎―冨永昌敬さんとの話
統合失調症と自殺―松本ハウスとの話
生と死の境界で―岡映里さんとの話
繊細と乱暴 東尋坊の用心棒―茂幸雄さんとの話
自殺した息子に対して加害者であるという意識を持ち続ける映画監督―原一男さんとの話
死にたくなったら090‐8106‐4666へ電話をどうぞ―坂口恭平さんとの話
“生き心地の良い町”を旅する・前篇―岡檀さんとA町の人々との話
“生き心地の良い町”を旅する・後篇―岡檀さんと海部町の人々との話
どんな状況であれ人生を楽しめていれば、病は治っている―岩崎航さんとの話
精神病患者のなかにある豊かな世界―向谷地生良さんとの話
母の自殺を自分のなかに取り込むため、三ヵ月間休まず絵を描き続けた画家―弓指寛治さんとの話

著者等紹介

末井昭[スエイアキラ]
1948年、岡山県生まれ。工員、キャバレーの看板描き、イラストレーターなどを経て、セルフ出版(現・白夜書房)の設立に参加。『ウィークエンドスーパー』、『写真時代』、『パチンコ必勝ガイド』などの雑誌を創刊。2012年に白夜書房を退社、現在はフリーで編集、執筆活動を行う。『自殺』(小社刊)で第三〇回講談社エッセイ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TATA

53
末井さんって昔、西原理恵子さんの漫画によく登場してたよね。お母さんが自死、そんな壮絶な人生だったとは知らなかった。自殺に様々に関わる人達との対談集。乗り越えた人達、ないしは乗り越えようとする人達の語る言葉には素直に頷けます。一番胸に響いたのはあとがきの「死にたい気持ちを持っていることは悪いことではありません」。受け取り方はそれぞれでしょうけど私はポジティブに受け取れました。時に読み返して自己肯定のきっかけを得る、そんな一冊です。2019/05/22

ばんだねいっぺい

38
 末井さんだからこそ、行って帰ってこれるんじゃないかと思った。やっぱり、何かしらの表現に託すこと。それは、支離滅裂な妄想かもしれないし、 荒唐無稽な絵画だったり、音楽かもしれない。それを普通の目で見れる社会がやってきたらいいなぁ。2019/03/22

nonpono

36
末井さんの「自殺」を読んだので「自殺会議」を。自殺しようとした人、肉親を自殺で失った人など自殺にまつわる人々の末井さんの対話。なんだか深刻なんだけど、なんだかカラッとした明るさが底辺に聞こえるような不思議な感じ。夢中になって読んでいた。読みながら涙が流れていた。わたしの記憶の何かを刺激したのかな。八代亜紀の追悼番組をバックミュージックに。「死にたい」ってどこか「生きたい」なんだよね。本書に登場した方はTwitterで読んだことがある人が何人もいて世界に入り込みやすかった。そう無駄な日々など人生にはないんだ2024/03/28

阿部義彦

31
前著「自殺」の続編として我らが末井さんが自殺とコミットしている10人の有名無名な人々に実際に会いに行き話を伺っています。末井さんと同じく身近な人を自殺で失った方、自らの電話品号を公開して「いのちの電話」で相談に乗っている方、日本一自殺率の低い町でその秘訣を探ってる方、東尋坊で自殺パトロールをされている方等など。自殺パトロールの言葉が重いです。「同情するより同伴してくれ、これが本当の叫び声ですよ!だから私はそれをします。ワシ、マスコミにバンバン出ます。ところがカットカット。テレビ局がみんなカットする。」是非2018/12/23

テツ

30
母親がダイナマイト自殺という凄まじい最期を遂げた著者が説く自殺について。そう。この世界に生きている全ての人に神様に与えられたような生きる意味、生きている意味などない。もしもあると思っているのならそれは幻想だ。ただ生きる意味ってきっとその幻想なんだと思う。自分の存在から生まれる関係性そのものが生きる意味なんだと思う。だから生きる意味などないと確信しながらもぼくが知っている人には絶対に死んで欲しくないのは、あなたとの関係性はぼくにとっても生きる意味の一つであって、それが無くなるのはとても寂しいからなんだろう。2020/02/20

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